憲法問題も大争点 アベノミクスは行き詰まりはっきり/小池書記局長が会見

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赤旗2016年6月21日付

 日本共産党の小池晃書記局長は20日、国会内で記者会見し、参院選に向けたこの間の討論会で「安保法制=戦争法の問題に加え、憲法そのものが大争点になってきている」「アベノミクスの行き詰まりもはっきりしてきた」と述べ、憲法問題や格差と貧困を広げてきたアベノミクスの問題を「正面から問うていきたい」と強調しました。

 小池氏は、19日のネット党首討論で安倍晋三首相が「この選挙では、どの条文を変えていこうということは議論できない」と語る一方で、参院選後に「どの条文を変えていくか議論を進めていきたい」と述べたと指摘。別の討論会で自民党の稲田朋美政調会長が、海外での武力行使を無条件に可能にする9条改定などを盛り込んだ「自民党改憲案」について、「たたき台だ」などと述べたことにもふれながら、「結局、参院選でどの条文を変えるかの議論からは逃げながら、選挙後には『自民党改憲案』を強行しようとしている。この時代逆行の改憲案の中身を大争点にしていきたい」と述べました。

 アベノミクスの行き詰まりについては、「毎日」20日付の世論調査でも「見直すべきだ」が61%となっていると紹介。「首相は『アベノミクスを問う』といって実感も実態も伴わない数字をもてあそんでいるが、個人消費が2年連続マイナスになったというはっきりした事実がある」と強調しました。

 さらに小池氏は「首相は3本の矢、新3本の矢と6本も矢を放ちながら一つも的に当たらず、ついに矢つき刀折れた。昨日の討論を見ても、アベノミクスのエンジンを吹かすというだけで、いったい何を行うのか、その中身を一切語れない」と指摘。「これから何をやるか語れなくなっているところにも行き詰まりが表れている」と語りました。

 その上で「アベノミクスに代わる対案である、税金の集め方、使い方、働き方の三つのチェンジを正面から掲げて選挙戦に臨みたい」と表明しました。

政権構想はこれからの協議

 日本共産党の小池晃書記局長は20日の記者会見で、参院選に向けた論戦で安倍晋三首相が“野党は政権を倒した後どうするのか”などと語っていることについて問われ、「安倍政権打倒を目指すなら打倒した後の政権構想が必要であり、日本共産党は『国民連合政府』を提唱しています。これは引き続き主張していきます。同時に、野党間ではまだ合意にいたっていませんから、横において選挙に取り組んでいます」と述べました。

 政権合意なく参院選をたたかうことに関して小池氏は、「今回は参院選であり、野党が多数をとっても自公政権の交代はありません。政権構想については、総選挙までにきちんと前向きの合意が得られるように努力するというのが、わが党の立場です」と述べました。

 また、「19日のNHK『日曜討論』でも民進党の岡田克也代表は『これからの話し合いだ』と述べています。野党の書記局長・幹事長会談(2月23日)でも、政権の問題はこれからも継続して協議することを確認しています」と語りました。

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