首相改憲発言で与野党議論/小池書記局長 「改憲絶対させない」/BS番組

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赤旗2017年5月18日付

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(写真)「深層NEWS」で発言する小池晃
書記局長(BS日テレから)

 日本共産党の小池晃書記局長は16日夜のBS日テレの番組に出演し、安倍晋三首相の憲法9条改憲発言をめぐり、自民党の船田元・憲法改正推進本部長代行、公明党の北側一雄副代表(憲法調査会長)、民進党の枝野幸男憲法調査会長と議論しました。

 安倍首相が目指す改憲と2020年施行は実現できるかとの司会からの問いに、小池氏は「できるわけがないし、絶対にさせてはならない」と強調。船田氏は、首相の改憲発言が国会の憲法審査会に支障をきたしていることを認めながら、「実現できるよう努力したい」と語り、「(在任中に)自分の手で憲法改正したいのでは」と首相の思惑を代弁しました。

 これに対し、小池氏は「自分の任期中に改憲したいなんてそれこそ私物化以外の何物でもない。総理が期限を区切って具体的な改憲項目まで示すのは憲法尊重擁護義務(99条)違反だ。行政の立法府に対する介入で三権分立の否定につながる」と批判しました。

 安倍首相が示した9条1項、2項を残したうえで自衛隊の存在を明記することに関し、船田氏は「ほぼ等身大の現在の自衛隊のままで憲法に明記するということ」と説明しました。

 小池氏は、「等身大」といっても戦争法のもと海外派兵・集団的自衛権行使を可能にした自衛隊であり、かつては自民党が違憲としていたものを合憲化することになると反論。「例えば3項に『自衛のために自衛隊を保有する』と入れたとすると、2項の戦力不保持という抑制がかからなくなり、新たな規定が独り歩きをして、無条件に海外での武力行使を可能にしてしまう」と批判しました。

 北側氏は「わが党の『加憲』という論議、土俵の話だ」と安倍改憲に理解を示しました。

 枝野氏は「とにかく自衛隊を書き込めばいいとか、9条に手をつければいいという考え方とわれわれは全く違う」と述べました。

 小池氏は、首相官邸の意向として自民、公明、維新だけで発議すると伝えられたとする報道にふれ、「数の力で発議を強行したら日本の民主主義が破壊される。世論調査でもほとんどの国民が望んでいない改憲をごり押しするのはやめるべきだ」と強調しました。

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