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日本共産党参議院議員・医師 小池晃 アーカイブ[〜2008] 日本共産党参議院議員・医師 小池晃 アーカイブ[〜2008] 日本共産党参議院議員・医師 小池晃 アーカイブ[〜2008]

161 臨時国会 参院 厚生労働委員会質問

2004年11月4日(水)
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  • 論戦ハイライト/介護保険の改善急げ/特養ホームの入所待ち32万人/参院委 小池議員が追及(関連記事

小池晃君

 日本共産党の小池晃です。

 介護保険制度についてまずお聞きをしたいんですが、これスタートに当たって、保険あって介護なしとならないようにゴールドプランなども作って基盤整備を進める計画を作ってきた。私どもは、特別養護老人ホームの待機者の実態などに照らせばこの目標低過ぎるという指摘をしてきました。私も何度か論戦しましたが、当時の丹羽厚生大臣はかなりの数の待機者解消されるとその当時答弁されているんですが、介護保険五年目で特養ホームの待機者というのはこれは解消しているんでしょうか、局長にお伺いします。

政府参考人(中村秀一君)

 特別養護老人ホームの入所希望者あるいはその待機者についてのお尋ねでございます。

 まず、特別養護老人ホームの整備等につきましては、平成十二年、介護保険が始まりました際には、ゴールドプラン、ゴールドプラン21と称しておりますけれども、五年間の整備計画を立てまして介護基盤の整備を図ってきたところでございます。

 それから、三年ごとに、介護保険法が実施されまして、市町村、都道府県の方で事業計画を立てるということで、現在の特別養護老人ホームの整備計画というのは、平成十五年四月の第二期事業計画に基づいて、市町村の希望を取り、都道府県が基盤整備計画を作って整備しているというふうな状況でございまして、いずれも、先ほど来整備目標が低過ぎるんではないかというお話がございましたが、ゴールドプラン21について言えば、三十六万床今年度までに整備するということになっておりましたけれども、昨年度末の段階で九九%達成されておりますので整備状況は順調でございます。

 それでは、そういった中で、いわゆる待機者についてどうかということでございますが、法律が施行された後、様々な報道等によりまして、むしろ特別養護老人ホームについての入所希望は増えているというふうに私ども認識しております。

 一つには、先生に申し上げるまでもございませんが、措置制度から利用者が契約によって入所希望を出せるということになりましたので、各施設に対して直接申込みができるということで、複数の申込みができる、あるいは予約的な申込みができるということで、かなりの入所希望者があるものというふうに考えております。

小池晃君

 実態、お配りいたしました。厚労省は介護保険になってから待機者の数を調べなくなったので、毎年私ども調査をしております。これ、九九年十一月の介護保険実施前の時点では十万人だったのが、昨年二月の時点では二十四万人、今回、今年十月に全都道府県に聞き取り調査を行いました。その結果、三十二万六千人、うち在宅で待っておられる方が九万人。もちろん必要な施設は特養以外にもたくさんあるわけですが、大臣お伺いしたいんですけれども、この数字見ていただいて、私はこれは何とかしなければいけないという状況ではないかと思いますが、大臣の御認識をお伺いします。大臣に──いい、いい、説明はさっき十分やったから。大臣の認識を聞いているんです。大臣の認識ですもん。短くやってくださいね、じゃあね。

政府参考人(中村秀一君)

 短く申し上げます。

 入所希望があることということは事実でございますけれども、例えば、十四年三月の健保連での調査によりますと、緊急に入所が必要な方、入所希望者に対して二割と、スタッフが、施設のスタッフが考えて入所が必要ではないかと、ある方を集めても三割程度ということでございますので、もちろん御希望、ウオンツというものはたくさんあると思いますけれども、真の意味でのニーズということについてはよく考える必要があるんではないかと思っております。

国務大臣(尾辻秀久君)

 小池先生お示しのこの数字は今私も初めて見せていただきました。一方、今お答えしたような言い方もありますので、どの辺にその一番、本当の待機者の数があるんだろうなと思いつつ聞いておったわけでございまして、こうした数字であるとすれば、これは本当にこのまま放置できない数字でございますし、よくまず数のところから調べてみたい、こういうふうに思います。

小池晃君

 これね、調べていただきたいんですよ。局長は何か、そんな真の要求じゃないとおっしゃるけれども調べてないんですよ、厚生省、これ最近。で、私どもがこれ別に勝手に出した数字ではなくて、全部都道府県の県庁に電話して役所の数字として上がってきているものなんです。これ是非調べていただきたい、待機者の数どうなのかということを。

 実態としてはどんどん増えているわけです。しかも、その中で何をやっているかというと、予算を大幅に今年度削減をした。地方自治体の整備計画すら今行えない事態になっております。特養ホームの今年度の内示額、整備費は五百八十二億円で昨年度八百六十六億円の三分の二にすぎない。

 例えば横浜市は、これは要介護度三以上の比較的必要性の高い人を入所待ちを解消するんだという計画を立てて、十一施設を整備する計画を立てました。ところが、一施設当たり国庫補助金三億円が三分の一になってしまった。新たに一法人当たり二億円、総額二十億円を超える事業者負担が発生をしたんです。横浜市単独補助金もこれは追加をしています。各地でこういう事態が今起こっているわけですね。計画を断念した法人も出ている。さらに、政府は今後施設整備を抑制する方針まで打ち出しております。

 大臣、私お聞きしたいんですが、実態としてやはりその入所希望者はどんどんどんどん増えている、待機者が増えている中で更にこの施設整備を抑制する今のやり方は、私は介護保険制度そのものへの不信を招きかねない事態になっていると、このままでいいのだろうかと。大臣のこの点での御認識をお伺いしたい──大臣、大臣、大臣でいいです。大臣でいいって。大臣が手を挙げている。

政府参考人(中村秀一君)

 先生のまず御質問の中で今年度の施設整備費の予算が削減されたというお話がございましたけれども、高齢者関係の施設整備費は十五年度、十六年度、それほど削減にはなっておりません。これまでは補正予算が計上されておりまして、例えば十四年度については、二百二十八億円の補正予算が計上されており、その補正予算がないということでございましたので、いうことで、削減にはなっておりません。

 それから、これからの施設整備についてでございますけれども、十八年四月から第三期の事業計画が始まりますので、私どももその第三期の事業計画についてこれから国としての基本方針を定めなければならないというふうに思っておりますけれども、都道府県との打合せの中で十八年度以降の整備計画をどのようにしていくかと。在宅重視と言っております。片一方で高齢者の数も増えておりますので、介護三施設や居住系サービスの中で、介護専用型のものについて絶対数は増やすということを考えておりますけれども、要介護二から五までに対する三施設等、介護専用施設の割合については、今四一%でございますけれども、在宅重視、新しい住まいということを作ることによって三七%くらいまでに引き下げることはできないかということで、都道府県の方にお示しを、基準案でございますけれどもお示しをしたところでございます。

小池晃君

 特養ホームがやはり施設介護の中核であると同時に、在宅介護を支える私、センターとしての役割もこれあるわけで、抜本的な基盤整備対策必要だと思うんですね。

 大臣、私、こういう実態の中でやはりこういう施設整備を本当に前向きに取り組んでいくという姿勢が必要だと。やはり、その保険料を払っても施設がないという実態が残っていれば、これは保険制度に対する信頼が揺らぐわけですから、この点、力を入れてやっていくというふうにお答えいただきたいんですが、大臣どうですか。

国務大臣(尾辻秀久君)

 私の手元に数字はございません。ただ、先生が今お示しの数字とこちらから答えております数字の間でかなりの差があるようでありますから、私としても数字をまず把握した上でお答え申し上げようと思います。

小池晃君

 でしたら、是非それをやっていただきたい。厚労省調べていませんので、これは是非調べていただきたい。

 それから、先ほども議論あった介護予防の問題を引き続いてお聞きしたいんですが、介護保険部会の意見書でも、介護保険発足後、要支援、要介護一など軽度者に対するサービスが改善につながっていないという説明をしておりますが、先ほども議論ありましたけれども、もう一度そう言っている根拠をお示しいただきたい。これは局長でいいですよ。

政府参考人(中村秀一君)

 お許しを得ましたので答弁させていただきますが、先ほども中村委員からのお話にもございましたので答弁させていただきましたが、介護予防が上がっていないと、効果が上がっていないという点につきまして、一つは、先ほど引用されましたけれども、日本医師会総合政策研究機構の島根県の二〇〇〇年度から二年間の要介護認定のデータを分析すると、要介護二以上に比べて、要支援及び要介護一の者は要介護度が重度化した割合が多くなっていると。

 それから、先ほどまたお示しをさせていただきましたけれども、二〇〇一年の国民生活基礎調査による要介護度データの分析した結果でも、二〇〇〇年に要支援者のうち、二〇〇一年に要介護度が重度化した割合は三四%ということであり、日医総研の調査と同様に、要支援者を含めた軽度の要介護者の要介護度が一定期間後に重度化する割合が高いことを示していると。

 こういったことから、私どもが十六年一月に報告書をまとめていただきました高齢者リハビリテーション研究会においても、軽度者に対するその適切なアプローチが必要じゃないかということを報告書をいただいたところでございます。

小池晃君

 そうはおっしゃいますけれども、例えばその日医総研のデータ出されましたが、同じような調査をやっている別の結果もありまして、例えば兵庫県の西宮市の調査では、在宅サービスの利用によって効果があったと思うかという質問に対して、八一・九%の人があったと答えている。要介護度別に見ると、これ結論としては軽度の利用者で効果があったと回答した人の割合が高いと。こういう、その全く逆の結果もあるんですね。

 それから、国民生活基礎調査を挙げられましたけれども、これ見ますと、これ要支援では六六%の人が実際は要介護度を維持されている、それから要介護一で六八%維持されている。私は、これ非常に介護保険の効果が出ているという逆に証明になっているという面ありますよ。これは日医総研のデータに比べれば維持している割合高いんです。

 それから、先ほど、今言いませんでしたけれども、鹿児島の調査を出されました。鹿児島の調査を先ほど中村委員の質問で出されたけれども、その利用回数が多い人ほど悪化していると、これは当たり前で、条件が悪い人ほどこれは利用回数多いわけですよ。そういう人ほど、回数が多いほど悪くなるというのは、私は素人考えでいったって、これそういう傾向出るのは当然だろうと。しかも、この鹿児島の調査見ますと、要支援では七六%の人が介護保険制度始まってから状態が維持されているし、要介護一では七七%の人が維持されているし、一二%の人は改善しているという結果が出ているんですね。

 だから、私、こういう結果というのは、何か介護保険が余り役立っていないかのようにあなたおっしゃるけれども、むしろ胸張っていいんじゃないですか。介護保険制度、私は問題あると思っていますけれども、もっともっと利用しやすくすべきだと思っていますけれども、今の介護保険制度の中で、軽度の人だって十分改善効果出ているんだと、私はそういう証明になっているというふうに思うんです。

 そこで大臣にお聞きしたいんですけれども、こういう中で、軽度の利用者についてはその利用を見直すということが出てきているわけですが、軽度者に対しては、新予防給付ということで、筋力トレーニングとか転倒骨折予防、そのことやること自体悪くないと私は思います。大いにやるべきだと。しかし、軽度の要介護者であっても、私は、その家事援助サービスとかデイサービスなんかは大きな役割を実際発揮をしていると。そして、それがなければ生きていけないという方がたくさんいるわけですよ。そういうときに軽度者からこういうサービス奪うというのは、私は介護保険制度をそもそも作ったその理念に照らしても大変問題があるというふうに考えざるを得ないんですが、大臣いかがですか。委員長、ちょっと大臣に。

政府参考人(中村秀一君)

 まず……

小池晃君

 短くやってください。

政府参考人(中村秀一君)

 はい。

 新予防給付についてのお話がございましたけれども……

小池晃君

 説明はいいですよ。

政府参考人(中村秀一君)

 いえ、先生の方から、その要支援や要介護一の者の給付を削減する、あるいはその給付しないようなお話がありましたので申し上げます。

 新予防給付は、今お話がございましたように、要支援とか要介護一などの人たちを対象にしようと考えておりますが、まず、そういった給付が必要な人であるかないかということについてスクリーニングということを考えております。

 午前中の中村委員の御質問でも痴呆性のお話が出ましたけれども、この新予防給付を提案している介護保険部会の見直しでも、痴呆の方など、この新予防給付の対象にならない方があるんではないかという問題意識を持っておりますので、そういった点が一つ。

 それから、今行われております様々な生活支援サービスを一律に適用しないということを決めているわけではございません。

 まず、今やろうとしていることは、これまで要支援や要介護一などの軽度の人になされているサービスの中で、先生からは非常に介護予防の評価、効果が上がっているんではないかというお話がありまして、そうであれば有り難いわけですけれども、必ずしもそうでもないということもございますので、どういうサービスが効果があるか、またどういうふうにサービスを適用した場合に効果があるかということをもう一回検討させていただいて、既存のサービスの再編成を行わせていただきたいというふうに思っております。

 それから、今お話にありました筋力向上プログラムですとか低栄養のプログラムですとか閉じこもりの防止のプログラム、必ずしも現在のサービスメニューに含まれておらないものもございますので、そういったものについて、効果的なものについては取り出しまして新介護予防給付ということで組み立てたいというふうに考えているところでございます。

小池晃君

 いずれにしても、一律のサービスの切捨てというのは、これは許されないということは申し上げておきたいと思います。

 時間がないんでちょっと次行きますが、支援費制度と介護保険の統合、問題になっています。

 これは応益負担というのがグランドデザインでも打ち出されている。しかし、この障害者の所得保障はこの間一向に進んでいないわけです。支援費制度導入決めた国会の審議でも、その所得保障について速やかに検討を進めるという附帯決議が上がっているわけで、最初に部長にお伺いしたいんですが、所得保障について、この間、ここは前進したと言えるものがあるんだったら紹介していただきたい。

政府参考人(塩田幸雄君)

 障害者の方が地域で自立した生活を送る上で、所得保障は非常に重要なテーマだと思っております。

 障害者の所得保障につきましては、これまでも、二十歳未満のときに障害の状態にあった方を対象にした障害基礎年金制度の導入、あるいは重度な障害者について特別なニーズに対応する特別障害者手当制度の創設等、その充実を図ってきたところでございます。

 また、このたびの年金改革におきましても障害厚生年金制度の見直し、改善がございまして、これまで、六十五歳時点で老齢年金の受給かあるいは障害基礎年金の受給のどちらかしか選べなかったものにつきまして、障害基礎年金と老齢厚生年金の受給を可能とし、障害を持ちながら、すなわち障害基礎年金をもらいながら働いている方の年金保険料、これまでの場合掛け捨てのようなところがございましたが、それを年金保険料を納め続けたことが評価される仕組みとしたところでございます。

 また、障害者福祉のグランドデザインをまとめる上で、所得保障の問題のみならず、雇用、住まいの確保、いろんな福祉サービスの在り方についても様々な関係の方々の御意見をいただいたところでございます。また、このグランドデザインでは障害者の方が働くということにも重点を置いておりまして、今後、適性に応じて働くということができれば、また所得の向上も期待できると思っているところでおります。

 なかなか難しいテーマで、財源の制約もありますけれども、いろんな角度から障害者が地域で生活できるような対策について検討を進めていきたいと思います。

小池晃君

 昔のことは関係ないんですよ。この社会福祉法を議論したとき以降やったことは何かというと、この間の年金改革で一か所だけあったという御説明で、むしろ物価スライドによって障害基礎年金も含めてこれ下がっているわけですから、とても所得保障があれ以降進んだと言える状況ではないと思うんですね。

 私、国会のやり取り見ていましたらば、当時の丹羽厚生大臣は、だれもが安心してサービスを利用できるようにするという観点から、従来と同様、所得水準に応じた負担、いわゆる応能負担の考え方によるというふうに支援費導入するとき説明をされていて、それ以降、所得保障の前進が実際としてはない。障害者の皆さんに、なぜこういう状況の中で、大臣、応益負担を求めることができるのかと、私、この点大変重大だと思うんですが、大臣、いかがですか。

政府参考人(塩田幸雄君)

 障害者福祉の費用負担の在り方については従来から課題になっているところでございまして、現行の支援費制度を導入の際にも議論されたところでありまして、その当時は激変緩和の観点から……

小池晃君

 そんな説明していないんですよ、あのときは。

委員長(岸宏一君)

 答弁は簡潔にお願いします。

政府参考人(塩田幸雄君)

 措置制度と同様の応能負担とされたところでございます。福祉サービスの負担の見直しについてはかねてから議論されている問題であり、対等の立場で契約でサービスを選択するという立場に立つ以上、またサービス利用者間の公平性の観点からは、原則として利用したサービス量に応じて負担する応益負担というのが基本的な流れとしては正しい方向だろうと思っております。ただしながら、現実のどういう負担をしていただくかにつきましては、きめ細かな低所得者対策が必要だと考えております。

小池晃君

 あのね、激変緩和なんてそのとき言っていないんです。

 今のこの水準では払うことできないから当面応能負担でやるというふうに言っているわけで、従来と同様、所得水準に応じた負担、いわゆる応能負担の考え方によることとした、これが大臣の答弁で、私の質問に対しては、「障害者という所得が得られにくい方々に対する措置としてこれまでと同じような応能負担を維持している」と丹羽さん答えているんですね。それ以降、所得保障進んでいないんですから、私は応益負担に変える条件というのはないと。しかも、応益負担という言葉も非常に障害者の皆さんからは問題が指摘されていて、そもそも障害者が手話通訳受けたりガイドヘルパー受けるのが益なのかと、これはそういう言い方はどうなのかという言葉も出ているわけで、私は、これ、財政削減ありきのこういうやり方はやめるべきだと。大臣、これ、今こういう状況で、障害者の所得保障が進んでいない下で応益負担という道に踏み出すべきでないと思いますが、大臣の認識をお伺いします。

国務大臣(尾辻秀久君)

 絶えずこの福祉の問題で負担の部分は応能負担か、応能負担の部分と応益負担の部分と、議論があるところでございます。

 ただ、私も一切応益負担が駄目だというふうには思っておりませんで、今のお話は、今の環境が応益負担に耐えられるのかどうかという御質問だと思いますけれども、先ほど来御説明申し上げておりますように、この際のいろんな見直しの中で、一部応益負担を入れさせてもらう、そのこと自体がどうしても駄目な方法だというふうにも私は思っていないということを申し上げたいと存じます。

小池晃君

 私は、障害者の方々に応益負担を求めるというのはやるべきでないというふうに再度申し上げておきたいと思います。

 ちょっと時間なくなっちゃうので、いろいろ聞こうと思っていたんですが、中越地震の被災者支援の問題について最後にお聞きしたいんですが、大臣も行かれたんですけれども、私も三日間現地へ入りました。非常に痛感したのは、医療施設に対する被害が大きいということであります。小千谷市では、中心部にあって二百七十八床の小千谷総合病院、これは病棟が壊れていて入院ストップしているんですね。それから十日町では、市内に二つしかない病院が二つとも大きな被害を受けていて、二百四十床の中条病院、二百七十五床の県立十日町病院、両方とも入院受入れストップしている。これ、十日町というのは人口四万三千人、周辺市町村、町村と合わせて人口六万五千四百人、ここに入院できる病院が今ないんですよ。無医村ならぬ無医市という状態になっているんです。地元のその十日町新聞というのを見ますと、社説で入院施設が皆無に陥った、これから厳しい冬を迎える当地域住民にとって死活問題だと言っている。それから、中条病院というのはこれ百五十床の精神科病棟あるんですが、これは更に周辺の町村も含めて、精神科の病棟、ここしかないんですね。これなくなったらどうなるんだと。私、これ非常に深刻な事態になっているし、こういう中で、今後の地域医療が崩壊しかねない事態になっている。

 是非大臣、お答えいただきたいんですが、公的な病院やあるいは民間病院、そういったことを問わず、この被災の中で今後の地域医療を守る上でも、やはりその復興、再建に向けた特別の対策をこれ図っていくことが緊急の課題として求められていると思いますが、中身も含めて御答弁をいただきたいと思います。

委員長(岸宏一君)

 時間がありませんので、簡潔に大臣、御答弁願います。

小池晃君

 まだ時間ありますよ。

委員長(岸宏一君)

 あと一分。

国務大臣(尾辻秀久君)

 具体的には、十日町市の市長さんとも昨日お会いしまして、今のお話も伺いました。応急的にどうするかというのと、正にきっちりやることをどうするかという両面あるんだろうと思うんですけれども、今のお話の中で、昨日私が、具体的に十日町市の話が出ましたから申し上げますと、十日町市の市長さんは、とにかくもうしっかりしたものをもう一回造り直したいんで、その話を盛んにされました。そうなると応急という話とまたちょっと違いますし、それぞれの対応を考えなきゃいかぬのだというふうに思っておるところでございます。

 ですから、昨日、十日町市の市長さんに申し上げたのは、県と市とよく話し合ってくださいと。今後の基幹病院の在り方とかというのはその中で出てくると思いますから、そうしたものをお示しの上でまたお話をくださいというふうに申し上げたところであります。

委員長(岸宏一君)

 小池君の質問は時間を経過いたしましたので、次に福島みずほさん。

小池晃君

 ちょっとまだ、ちょっと待って。ちょっと、こういう短い時間でああいう答弁で時間を浪費するというのはこれ問題ですよ、やり方として。そのことを一言指摘して、今後の改善を求めて、私、質問を終わります。

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