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日本共産党参議院議員・医師 小池晃 アーカイブ[〜2008]

テレビ出演「やらせ質問」
大臣も聞いていたはず 小池氏 法案提出者の資格問う

2006年11月14日(火)「しんぶん赤旗」より転載

 日本共産党の小池晃政策委員長は十二日、テレビ朝日系番組「サンデープロジェクト」に出演し、今週十六日にも自民、公明の与党が衆院通過をねらう教育基本法改悪法案について、各党政策責任者と討論しました。

 番組では、教育改革タウンミーティングでの「やらせ質問」問題で、司会の田原総一朗氏が「(最初に国会で問題にした)共産党の手柄だ」と指摘。小池氏は「やらせ」の手口を説明し、「注意事項まで文書で送っている」と紹介しました。

 自民党の河村建夫政調会長代理(元文部科学相)は「あきれ返った。考えられない」と発言。これに対し小池氏は、河村氏が文科相を務めていたときにも岐阜(二〇〇三年十二月)と愛媛(〇四年五月)のタウンミーティングで「やらせ質問」があったと指摘し、「大臣もこういう質問が出ると聞いていたはずだ」とただしました。

 「それはない」と繰り返す河村氏。小池氏は「『やらせ』で全体のシナリオができているのだから、壇上に上がっている大臣に説明しないはずがない。聞いていないというのは通用しない」と追及し、「(政府・与党の)法案提出者の資格が問われている」と述べました。

 改悪法案の問題として小池氏は、愛国心、道徳を「教育の目標」にすえ、達成を義務付けようとしている点をあげ、「憲法一九条が保障する思想・良心の自由を踏みにじるものだ。道徳は教育の内容で担保すべきで、法律で押しつけるものではない」と強調しました。

 政府・与党が衆院での採決をねらっていることに対し、小池氏は「教育の根本を決める法律を、根本問題の議論ができていないまま決めるのは問題だ」と発言。田原氏が「二日、三日ほど集中審議をした方がいい」と求めたのに対し、河村氏は「強行採決する課題ではない、審議をつくすべきだと思っている」と答えました。

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