労働問題

「次の行き先ない」
小池参院議員・党都議団 「公設派遣村」入所者と懇談


「しんぶん赤旗」2009年12月29日(火)より転載
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(写真)東京の「公設派遣村」で、入所者から要望を聞く(向こう側、左から)小池晃参院議員、大山とも子、吉田信夫の両都議=28日、東京都渋谷区

 日本共産党の小池晃政策委員長・参院議員は28日、党都議団の吉田信夫幹事長、大山とも子政調委員長とともに、「公設派遣村」を訪れ、スタッフや入所者から実情を聞きました。

 自動車部品工場を1月に「派遣切り」された男性(36)は「朝礼で契約打ち切りを通告され、その日の午後8時までに寮を出るよう言われた」と語りました。次の就職先が見つからず、40万円の貯金を取り崩しながら漫画喫茶や公園で寝泊まりし、面接に行く電車代を確保するため1日1食でしのいだと説明。「(都の総合相談が終了する)1月4日以降も手を打つよう政府に求める」と応じた小池氏に「(失業者の困窮は)政府が考える程度とわけが違う。ビシッとお願いします」と訴えました。

 別室の5人の男性に小池氏が「1月4日以降のことが不安ですか」と尋ねると、「今その話をしていた」「追い出されると行く先がない」と口々に語りました。

 小池氏は「初日から施設があふれ始めているが、この事業をまだ知らない人が大勢残されており、このままでは間に合わない。政府がしっかり広報し収容人数を増やすこと、4日以降の住まいを確保することが必要だ。行政が手を打つよう求めていきたい」と語りました。



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