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労働問題

"雑魚寝部屋"改善は急務
男性死亡の施設 小池政策委員長が調査


「しんぶん赤旗」2010年1月8日(金)より転載
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(写真)臨時宿泊施設を視察する(左から)小池、かち、田村の各氏=7日、東京都大田区

 日本共産党の小池晃政策委員長・参院議員と田村智子参院比例代表予定候補は7日、国・東京都の「公設派遣村」が移転した大田区の臨時宿泊施設を訪問し都の担当者から説明を受けました。かち佳代子都議が同行しました。

 小池、田村両氏らは35人で雑魚寝する大部屋を視察しました。小池氏は「ストレスがたまってしまうし、感染症の危険も大きくなる。こんなところに2週間も閉じこめておくのは許せない」とのべ、住環境の改善は急務だと訴えました。

 また小池氏は「けさ、1人が亡くなっており、医療機関と連携して医療体制を早急にととのえるべきだ」と強調しました。

 党都議団の申し入れ(5日)もあり、看護師が1人、配置されました。看護師も住環境への懸念を話しました。

 「ワンストップの会」の井上久さんは、生活保護申請に対する区の対応にバラツキがあると指摘。小池、田村両氏は「入所者一人ひとりの実態について状況を把握し、対応に問題のある区に対しては指導すべきだ」と迫りました。

 都の担当者は、住環境の問題、医療体制の整備、一人ひとりの状況把握の体制整備について「本庁に伝えます」と答えました。

 視察後、マスメディアの取材を受けた小池氏は「長妻厚生労働相ら政務三役はこのひどい実態を見に来て、改善をはかるべきだ」とのべました。



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