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介護保険

「国庫負担しっかり投入」
介護政策討論会 小池氏主張に拍手


2010年5月13日(木)「しんぶん赤旗」より転載

 日本共産党の小池晃参院議員は12日、東京都内で開かれた介護制度をめぐる与野党議員の討論会「介護保険法改正に向けて」に出席しました。主催は多様な団体・個人でつくる全国組織「介護保険を持続・発展させる1000万人の輪」。

 討論は、主催者側の提言(1)介護保険財政における公費割合を増やす(2)介護従事者の所得を上げる財源措置を講じる(3)要介護認定を簡素化し将来的に撤廃する―などを資料として行われました。

 小池氏は、サービスの利用抑制が続いた「構造改革」の10年を批判し、「国庫負担の引き上げなしに介護保険の問題点は解決できない」と発言しました。「介護は経済発展の要にもなる。しっかり財源投入して改革を成し遂げましょう」と呼びかけると、大きな拍手が起こりました。

 野党時代には介護労働者の処遇改善を訴えていた民主党政権の取り組みが旧自公政権の枠内にとどまっていると小池氏が指摘すると、飛び入り参加の山井和則厚労政務官が「『話が違う』と小池さんが話したが、よくよくわかっております」と弁解する一幕もありました。

 自民党の加藤勝信衆院議員は財源を「消費税か他の税に頼らなければ」と発言しました。これに対し小池氏は「消費税は介護を受ける人に一番厳しい税金だ」と反論し、軍事費や高額所得者優遇税制にメスを入れれば財源は生まれると主張しました。主催者代表の高見国生氏は、「消費税を上げられたらやっていけない。個々人の暮らしに見合った『応分の負担』にすべきだ」と応じました。


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