普天間「移設」問題
渡辺氏 「お手並み拝見」 と他人事


2010年3月14日(日)「しんぶん赤旗」より転載

 13日放送のTBS系番組「サタデーずばッと」では、司会のみのもんた氏が、みんなの党を支持率上昇で「第三極」に浮上したと紹介し、渡辺喜美代表に、米軍普天間基地「移設」問題での立場を質問しました。

 渡辺氏は、「すでに(名護市辺野古沖への『移設』という)国家間の合意がある」「国家間の合意を変えるのであれば、よほど念入りに説明をしないといけない」「(鳩山政権に)それができるのかできないのか、お手並み拝見ということだ」と述べました。

 さらに、みの氏が、「みんなの党として"こうあるべきだ"という打ち出しはないのか」と質問すると渡辺氏は、「みんなの党ができる前に、国家間で合意ができてしまっている。だから、これをどう変えるのかと、それをみている。お手並み拝見だ」などと発言。沖縄県民が長年苦しんできた普天間基地の問題について明確な立場も示すことなく、日米間「合意」を振りかざし、他人事のような姿勢を示したのです。

 日本共産党の小池晃政策委員長は、普天間基地の「県内」「国内」への「移設」にはっきり反対を表明し、「安保改定50年の今年こそ、日本防衛の任務すら持たない海兵隊は本当に必要なのか、未来の日本はどうあるべきかを正面から議論すべきだ」と主張。沖縄県民・国民の願いに心を寄せ、行動する政党の違いが鮮明になりました。



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