日本共産党 書記局長参議院議員
小池 晃

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小池晃の活動報告

全労連が定期大会 小池書記局長来賓あいさつ

2022年07月28日

赤旗2022年7月28日付

 日本共産党の小池晃書記局長は、27日開かれた全労連の定期大会で来賓あいさつしました。その要旨を紹介します。


写真

(写真)あいさつする小池晃書記局長

 

 日本共産党を代表して、心から熱い連帯のあいさつを送ります。

 

光る値打ち

 

 2年に及ぶコロナ禍で、まさにたたかう労働組合の役割、全労連の値打ちが本当に光っていると思います。

 

 「一人の“仕方ない”からみんなで変える」をスローガンに、雇用調整助成金の拡充やさまざまな給付制度の実現、地域の未組織労働者の雇用と生活を守り、命を守る医療・公衆衛生体制の確立とケア労働者の賃上げ、保健師などの増員を実現し、全国一律最低賃金1500円の実現へ共同を広げてこられました。皆さんの運動にこたえるのが、政治の責任であり使命だと決意をあらたにしています。

 

 今回の参院選で日本共産党は、唯一の現職区の東京選挙区で山添拓さんの再選を勝ち取ることができました。沖縄選挙区では、自民党候補を破り「オール沖縄」の伊波洋一さんの議席を守り抜くことができました。しかし、比例代表選挙では改選5議席から3議席へと後退する大変残念な結果となりました。ご期待にこたえることができなかった責任を痛感しています。選挙戦の総括と今後の方針について議論を深めていきます。

 

 今回の参院選で日本共産党は、新自由主義によって賃金が上がらない国を転換し「やさしく強い経済をつくる」ことを訴えました。大企業の内部留保への課税による最低賃金1500円への引き上げと賃上げの促進、消費税5%への減税とインボイスの撤回、年金削減中止、学費半減、給食費ゼロ、気候危機打開、ジェンダー平等など、訴えたどれもが労働者・国民の切実な願いであり、国政の熱い焦点となるものです。深刻化する物価高騰から労働者・国民の生活を守り、「賃金が上がる国」にするために力を尽くしていきます。

 

9条改憲阻止

 

 平和の問題でも日本共産党は、軍事費2倍化、「敵基地攻撃」、核抑止力、9条改悪の大合唱に正面から立ち向かい、憲法9条を生かして東アジアに平和をつくる「外交ビジョン」を対案として訴えました。とりわけ9条改憲を許さないたたかいが重要です。岸田首相は選挙後できるだけ早く改憲発議をしたいと公言しました。たたかいの帰すうは国民世論にかかっています。国民的な大運動を起こし、9条改憲を許さない一点で国民的多数派をつくる決意です。

 

 安倍元首相に対する銃撃・殺害事件は、断じて許されない蛮行です。日本共産党は哀悼の意を表してきました。しかし岸田政権は、安倍政治を全面的に賛美礼賛する形で国葬を強行しようとしています。国民的評価が分かれる安倍氏の政治を国が公認し賛美礼賛することは許されません。国民に弔意を強制することにつながるものであり、死者の最悪の政治利用だといわなければなりません。安倍氏の国葬の中止を強く求めていきます。

 

 旧統一協会による被害を根絶し、自民党などとの癒着の全容解明に全力を挙げます。

 

共闘の再構築

 

 参院選の1人区で野党候補の勝利が3議席にとどまったことが、自民党の議席増をもたらしました。この結果は、自民党政治を変えるためには、共闘が重要であることを示しています。これまでつくりあげてきた信頼と連帯の絆を大切にして発展させ、共闘の力で政治を変えるためにあらゆる知恵と力を尽くす決意です。共闘の再構築にとって、全労連の存在と活動がかけがえのない役割を果たすことはいうまでもありません。憲法9条改悪を阻止し、自民党政治を終わりにするために力を合わせて頑張ろうではありませんか。

 

 「たたかう労働組合のバージョンアップ」を掲げる今大会の大きな成功を願ってごあいさつといたします。

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