日本共産党 書記局長参議院議員
小池 晃

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小池晃の活動報告

小池書記局長が一橋・学習院大の学生らと懇談/日米安保、天皇問題…質問に回答

2017年12月14日

赤旗2017年12月14日付

 一橋大学の中北浩爾(こうじ)、学習院大学の野中尚人両教授とそのゼミ学生らが12日、日本共産党本部を訪れ、見学した後、小池晃書記局長と懇談し、党の綱領や歴史に関する疑問、安倍政権の外交・内政をどう見るかについて語り合いました。

トランプ氏どう見る

写真

(写真)大学ゼミの学生と懇談する小池
書記局長=12日、党本部

 小池氏は、先の総選挙での日本共産党のたたかいや市民と野党の共闘について報告した上で、「アベノミクス」や「働き方改革」、北朝鮮による核・ミサイル開発問題などでの日本共産党の提案を詳しく紹介。学生はメモをとりながら真剣に聞き入りました。

 男子学生は、トランプ米大統領が候補者のときに、日本が駐留経費負担を大幅に増額しなければ在日米軍を撤退させる考えを述べていたことについてどう見るかと質問。小池氏は、「トランプ氏の二重三重の誤解、無知による発言です」と指摘した上で、「日本ほど気前のいい国はありません。『思いやり予算』は、日米安保条約・地位協定上もまったく支払い義務のないものです。日本が負担する駐留経費は、日本以外の同盟国26カ国が負担している駐留経費の合計を上回ります」と説明しました。さらに、「海兵遠征軍、空母打撃群、航空宇宙遠征軍という海外への『殴りこみ』部隊の拠点が置かれているのは、米国本土以外では日本が唯一です。日本を防衛するためではなく、地球規模で米軍が展開していく軍隊を日本に置いているのです」と実態を明らかにしました。

 「天皇制」への共産党の態度を問われた小池氏は、「共産党は綱領で、第1章(天皇)を含め、憲法の全条項を守ると掲げています」と回答。「戦前とは違い天皇は政治的権能をもっていません。私たちは、政治課題を解決する上で天皇の制度は障害になっていないと認識しています」と語るとともに、天皇の政治利用など憲法の規定からの逸脱は許されないと指摘しました。

紙面づくり強調

学生からの「党名を変えない理由は?」「なぜ自民党が多数をとれるのか」などの質問に小池氏は丁寧に回答。女子学生から「『しんぶん赤旗』は他党に比べて紙面づくりに力を入れている。読みやすい」との意見が出され、小池氏は「新聞の一番後ろのページにテレビ・ラジオ欄があるのは、いまは他の新聞でも当たり前になっていますが、日本で最初に始めたのが赤旗なんです」と紹介すると、学生から驚きの声も上がるなど、和やかに懇談しました。


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