日本共産党 書記局長参議院議員
小池 晃

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小池晃の活動報告

現状は、比例で現有5議席に届いていません 「全国は一つ」で頑張りぬき、比例7議席を必ず 志位委員長・小池書記局長が訴え

2019年07月17日

赤旗2019年7月17日付

 

 日本共産党の志位和夫委員長と小池晃書記局長は16日、参院選の終盤にあたって連名で、つぎの訴えを出しました。


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 全党のみなさんの日夜を分かたぬ奮闘に心から敬意を表します。

 

 日本の命運がかかった参議院選挙は、一票を争う大激戦、大接戦のまま最終盤を迎えました。

 

(1)

 私たちのとりくみの現状を率直にのべると、比例代表選挙で、わが党は、現有5議席にとどいていません。同時に、わが党への期待と支持は広がりつつあり、今後、6日間の奮闘いかんで、目標の7議席をかちとる可能性も存在しています。

 

 6中総決定で、私たちは、「比例こそ選挙戦の主舞台」という構えを確立し、過去のどの参議院選挙にもなかったような割り切り方で、「比例を軸に」すえてたたかいぬくことを決めました。この決定を、選挙最終盤で文字通りつらぬき、「全党は一つ」で頑張りぬき、850万票、7議席達成のために、ありとあらゆる力を注ぐことを、心から訴えます。

 

(2)

 政治論戦では、年金、消費税、家計応援、憲法など、わが党が提起した問題が選挙戦全体の中心争点となり、どの問題でもわが党が全面的攻勢にたっています。

 

 宣伝・対話のなかで、「なぜ共産党か」を大いに訴えましょう。

 

 ――安倍政権に最も厳しく対決するとともに、「減らない年金」「くらしに希望を 3つのプラン」「消費税に頼らない別の道」など、どの問題でも国民の立場にたった解決策を示しているのが日本共産党です。この根本には、「財界中心」「アメリカいいなり」の二つのゆがみにメスを入れた改革をすすめる党綱領の立場があります。この党をのばすことが暮らしと平和の切実な願いを実現する一番の力となります。

 

 ――安倍首相は、選挙戦に入って改憲を前面にすえ、「憲法に自衛隊を明記することを公約にしている」と公然と訴えています。かりに改憲勢力に多数維持を許すならば、一気に憲法改定の発議への暴走にのりだす危険があります。これに対し、安倍9条改憲の本質をつき、正面から対決の論陣を張っている日本共産党をのばすことが、改憲への暴走を止める最も確かな力となります。

 

 ――市民と野党の共闘が選挙戦に入って新たな発展をしていますが、その勝利のためにも、また共闘の今後を展望しても、共闘の成功のために一貫して力をつくしている日本共産党が、比例代表でのびることが決定的に重要です。

 

 比例代表で、日本共産党への一票のもつ意義を最後まで語りぬき、党躍進のうねりを起こそうではありませんか。

 

(3)

 複数定数の選挙区では、3現職区をはじめ、一連の選挙区で一票を争う大激戦、大接戦となっています。これらの選挙区では、比例代表選挙を、二重にしっかりと位置づけてたたかいぬくことを訴えます。

 

 一つは、選挙区での激戦、接戦を制するうえでも、比例代表の躍進の流れをつくりだし、その流れのうえに候補者の魅力をのせて押し上げることが、勝利の決定的なカギとなっているということです。

 

 いま一つは、比例代表で自ら決めた目標をやりぬくことは、それ自体が全国での勝利への大きな貢献であり、重大な責任であるということです。選挙区で議席を争っている都道府県の多くは、どこも大きな有権者数を擁する大都市部であり、ここで共産党の比例票をのばすことは、全国の躍進にとって絶対不可欠です。

 

 複数定数の選挙区で議席を争っている都道府県のみなさんが、この二重の責任を自覚して、比例でも選挙区でも、全国の躍進の牽引(けんいん)車となることを心から訴えます。

 

 1人区では、野党統一候補の勝利のために誠実に力をつくすとともに、その勝利のためにも、そして全国の勝利への貢献という点でも、「比例を軸に」をとことん貫くことを訴えるものです。

 

(4)

 比例代表の7人全員当選は、全国の党組織と党員の共同の任務です。比例は全国1区の選挙であり、選挙情勢が見えにくいですが、一票を争う大激戦、大接戦となっています。一票一票の積み上げによって大きく結果が変わります。16年参院選の獲得議席は5議席でしたが、1支部平均であと19票のばせば6議席に届きました。逆にもし1支部当たり48票足りなければ4議席にとどまっていました。

 

 全国すべての支部と機関の頑張りが議席に直結することを全党が肝に銘じ、「850万、15%以上」、支持拡大目標を一日も早く突破し、みんなの力で、7人全員当選を必ずやりぬこうではありませんか。

 

 そのために、党機関、支部指導部のみなさんが、すべての党員に肉声で情勢を伝え、燃えに燃える総決起をつくりだしましょう。「折り入って大作戦」で36万人に達している協力者、「しんぶん赤旗」読者、後援会員、支持者、選挙ハガキを送った人のすべてに、「5票、10票、さらにそれ以上を広げてください」と訴えましょう。

 

 日本の命運をわけるこのたたかい。97年の一貫した歴史をもち、未来を拓(ひら)く綱領をもつ日本共産党の党員としての誇りにかけて、力あわせて、必ず躍進をかちとろうではありませんか。

 

 私たちも、全党のみなさんと心を一つに、最後の最後まで力をつくす決意です。

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