日本共産党 書記局長参議院議員
小池 晃

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小池晃の活動報告

「戦争する国家づくり」 共産党躍進で止めよう 山口県議選 小池書記局長が訴え

2023年03月14日

赤旗2023年3月14日付

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(写真)聴衆の声援に応える小池晃書記局長(左)と、かわいきよ氏=12日、山口市

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(写真)聴衆の声援に応える(左から)小池晃書記局長、大西明子氏=12日、山口県岩国市

 日本共産党の小池晃書記局長は12日、山口県山口、岩国両市を訪れ、山口県議選(31日告示)での党議席(現有2)の倍増、かわいきよ(山口市区、前職)、大西明子(岩国市・和木町区、新人)両県議予定候補の勝利を多くの市民に訴えました。

 

 「山口県政はどうなっているか」と切り出した小池氏は、林芳正衆院議員(現外相)の選挙応援で副知事らが起訴された県庁ぐるみの公選法違反事件を、副知事辞職の「しっぽ切り」で済ませた自民党を批判。また自民県議が日韓トンネル推進関連団体の役員を務めていた統一協会との癒着をめぐり、「市民連合@やまぐち」が提出していた「説明をもとめる請願」を自民公明が反対してつぶしたと告発しました。その上で、「『政治とカネ』の問題も、統一協会との関係も断つことができない。かわい、大西両氏の勝利と共産党の躍進で、これらの問題に決着をつけよう」とよびかけました。

 

 小池氏は共産党以外の会派による「オール与党体制」のもと党県議団が果たしている(1)新型コロナから、県民の命と健康、暮らしを守る(2)子育てを支援し行き届いた教育を実現する(3)無駄づかいの巨大公共事業ストップさせる―三つの役割について話しました。

 

 党県議団はコロナ禍で、PCR検査の拡充や、中小零細業者への支援などを実現させてきました。一方で県は、保健所を15カ所から8カ所に削減し、病院の病床も昨年までに1200床減らし、今後さらに3000床近く減らす計画です。

 

 小池氏は、「共産党を伸ばし、病院や保健所は減らすのではなく増やす県政に変えよう」と訴えました。

 

 小池氏は、全国に先駆けて小学校入学前までの医療費助成が実現してから18年間も据え置かれている実態や、小中30人学級には背を向けた上、新年度から一部で38人学級に逆行させることを批判。さらに、採算性の見通しもないまま総事業費5000億円もかかる下関北九州道路計画に言及し「行き届いた教育への道を開き、巨大開発から暮らしと福祉、教育にまわす願いを党候補に託してほしい」と訴えました。

 

 小池氏は、敵基地攻撃能力保有を進める岸田政権が、日本中が戦場になることを想定し、全国300の自衛隊基地司令部を核攻撃にも耐えられるよう地下化させることを告発。山口県内では、陸上自衛隊・山口駐屯地、海上自衛隊・岩国基地、同小月航空基地、航空自衛隊・防府南北両基地など7カ所が対象になっていると語りました。

 

 米軍岩国基地には、厚木基地の空母艦載機に加えて、ステルス戦闘機F35Bが32機配備され、合わせて120機以上が展開しています。小池氏は、米空軍の外来機が頻繁に飛来し、海軍の大型艦船が相次いで入港、陸軍も演習で利用するなど、同基地は「海兵隊と陸海空軍が入り乱れる、東アジアで最も危険な基地になっている」と指摘。基地強靱(きょうじん)化を進める海自岩国基地と合わせ、「仮に敵基地攻撃などが始まれば、日米一体の出撃拠点の岩国基地が真っ先に報復攻撃の対象になってしまう」とし、「くらしも平和も経済も壊す『戦争する国家づくり』をこの選挙で止めよう」と語りました。

 

かわい・大西両氏訴え

 

 山口市区(定数6)で議席回復をめざす前県議、かわいきよ予定候補は安倍元首相の県民葬の強行など「こんな県政では報われない」と批判。一方、県内に就職する若者の奨学金返済の軽減を訴え、来年度予算案に盛り込まれたとし、「この制度の拡充に取り組ませてください」と訴えました。

 

 岩国市・和木町区(同5)に挑む前岩国市議10期40年の大西明子予定候補は今度は県政に願いを届け、「遠い冷たい県政を身近で温かい県政にする」と公約。米軍岩国基地への相次ぐ艦船の入港などを告発し、「基地の機能強化反対、日米地位協定の抜本改定を求めて頑張る」と述べました。

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