日本共産党 書記局長参議院議員
小池 晃

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小池晃の活動報告

拉致問題、外交努力が大切 TBS系番組 小池副委員長が出演

2014年06月01日

「赤旗」6月1日付

 日本共産党の小池晃副委員長は31日放映のTBS系「あさチャン! サタデー」に出演し、南シナ海紛争問題や北朝鮮による日本人拉致問題について各党出演者らと討論しました。

 南シナ海の西沙諸島の領有をめぐる紛争問題で、安倍晋三首相が30日のアジア安全保障会議で中国を非難したことがテーマに。

 小池氏は、「ASEAN(東南アジア諸国連合)が武力衝突を起こさないため徹底的な外交努力をしている中で日本の首相が全体の緊張を高める役割を果たしている。憲法9条を持つ国としてどうなのか」とのべました。

 小池氏は、安倍首相が「法の支配」という言葉を繰り返したことにふれ、「国内では集団的自衛権行使のための憲法解釈変更という法の支配を壊すことをしながら、『法の支配』を口にする資格があるのか」と指摘しました。

 29日の日朝政府間協議で北朝鮮が日本人拉致被害者に関する調査を行うことなどで合意したことも話題になりました。

 小池氏は、「被害者のご家族が高齢化する中、今回の合意は重要な前進の一歩だ」と評価。同時に、「(北朝鮮政府内で)拉致問題にかかわる当事者能力を持つ特殊機関が、交渉に参加するかどうかが解決のカギを握るのではないか」とのべました。

 さらに小池氏は、合意の冒頭に「日朝平壌宣言にのっとって」とされていることが重要であり、「拉致問題も最重要問題の一つだが、あわせて核、ミサイル、植民地支配の清算といった問題を包括的に解決するという宣言の立場で進める必要がある。中国や韓国などとも協力を深める外交努力が大事だ」とのべました。

 自民党の平沢勝栄衆院議員が「安倍政権は外交のグランドデザインを描いて着実に進めている」と発言。小池氏は、「安倍首相は『外交重視』と言いながら、集団的自衛権行使容認など軍事一本やりだ。これでは事態を悪化させる」とのべました。

 時事通信社の田崎史郎解説委員が「集団的自衛権行使など強さを示すことで向こうが譲歩している」と発言したのに対し、小池氏は、「今回の結果は、外交努力こそが事態を前に進める力を持っていることを実証している」と重ねて強調しました。

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