日本共産党 書記局長参議院議員
小池 晃

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小池晃の活動報告

生放送!とことん共産党/三浦まりさんと「ジェンダー平等」話す/女性たちが語り始めた

2019年04月27日

赤旗2019年4月27日付

 日本共産党のインターネット番組「生放送! とことん共産党」は25日、三浦まり上智大学教授をゲストに迎え、小池晃書記局長と「ジェンダー平等のための社会・政治へ」をテーマに語り合いました。司会は、朝岡晶子さん。

共産党は50%超

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(写真)とことん共産党に出演する(左から)小池晃
書記局長、三浦まりさん、朝岡晶子さん

 昨年の「政治分野における男女共同参画推進法」成立後、初の全国的な選挙となった統一地方選で、女性候補者や当選者が伸びたことについて三浦さんは、「うれしく思うが、女性議員比率は低く、まだこれからです」と評価しました。共産党の女性議員当選者の比率が統一地方選の道府県議選で51・5%、政令市議選で52・2%となったことには「50%を超える政党が一つでもあるのは希望。政党間競争を期待したい」と述べました。

 小池氏は、全国をまわり、市民運動に参加したことがきっかけとなり、候補者になる女性が多いと感じたというエピソードを紹介。三浦さんは、「女性が個人的なところから政治に目覚め、その個人的なストーリーが伝わることで他の女性の背中を押すことになる。女性たちが語り始めたのが本当に大きな変化だ」と話しました。

 小池氏は「女性の議員が増えることは政治の質を変えていく大きな力がある」と強調。三浦さんは「いろいろな国で女性議員が増えたことにより、議員立法が増えたり議会運営がより透明性が増したりした効果がある。“異分子”である女性が入ることによってカルチャーを変えていく」と指摘。小池氏が「議会では異分子ですが、一般社会では圧倒的多数の声ですよね」と述べると、三浦さんが「議会が異分子なのかもしれませんね」と応じました。

 三浦さんは、女性が選挙に出馬し当選するために乗り越えなければならない六つの壁―家族・自信・選挙制度・選挙運動・政党・有権者―を紹介。世界の女性議員の平均比率が24%のなか、日本も参院で1990年代は世界平均を上回っていたものの現在は世界平均以下に落ちてしまったことなどに触れ、小選挙区制などの選挙制度の改正で多様な候補を選べる改革を提案しました。

学生の政治関心

 また三浦さんは「#MeToo」運動が広がる中、学生たちが、性暴力やセクハラ、痴漢、性差別に対する憤りから社会を変えたいと政治への関心が芽生えていると指摘。同時に入試差別や就職セクハラなど若者が直面している深刻な問題を一つひとつ解決していく必要があると強調しました。

 三浦さんは、参院選に向けて、安倍政権ノーや脱原発、9条守れという志向が強い女性の支持を野党共闘がどれだけ得られるかがポイントだと指摘。「その観点から野党共闘での候補者一本化の際にも、女性候補を擁立するという強いメッセージを出してほしい」と要望しました。

 小池氏は「東大の入学式で上野千鶴子さんが述べたように、『がんばったらそれが正当に報われる社会』にするためにも、女性の政治参加をさらに進めたい。そのために共産党は全力をあげる」と語りました。


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