日本共産党 書記局長参議院議員
小池 晃

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小池晃の活動報告

アベノマスク 布マスク2枚より抗体検査キット

2020年04月04日

赤旗2020年4月4日付

小池氏批判

 

 布製のマスクを1世帯に2枚配るという安倍晋三首相が専門家会議にも諮らずに決めた新型コロナウイルス感染症対策が、2日夜放送のBS―TBS番組「報道1930」で話題になり、日本共産党の小池晃書記局長は、網目の粗い布製マスクは予防の意味はほとんどなく、「税金の使い方が違う」と厳しく批判しました。

 

 小池氏は、外出や営業の自粛にともなって、「イギリスでは賃金の8割、フランスでは100%、ドイツでも100万円以上を一括して出すというが、それに対して日本は“マスク2枚か”という声が起こるのは当然だ」と指摘。世界保健機関(WHO)も「布製マスクはいかなる状況のもとでも推奨できない」と断じていることを示し、1億枚の布マスク代だけで200億円という税金の無駄遣いぶりを明らかにしました。

 

 専門家からも、「布製マスクはすごく息が吸いやすい。つまり、ザルだということだ。感染予防効果はないと考えていただいたほうがいい」(久住英二・ナビタスクリニック理事長)などの指摘が相次ぎました。

 

 抗体検査キットの有用性を強調した小池氏は、「マスクを2枚ずつ配るより、こういうものにお金をつかったほうがよっぽどいい」と主張。コメンテーターの堤伸輔氏も「あまりにタイミング的にも遅く、(効果のない)布マスクで、家族の数も関係なく2枚だという。しかも相当なコストがかかってしまう。なにかアピールしたいのかもしれないが、世間の意識との大きなズレをみんな感じてしまったんだろう」と述べました。

 

 番組では視聴者から布マスク配布への意見や疑問が約200件もメールで届いたと紹介され、司会の松原耕二氏から「もうちょっといいアドバイスをする人が首相の周りにいないのか」とただされた自民党の武見敬三参院議員は、「私がいれば、こういうことはしませんでした、はい!」と吐き捨てるように言う始末でした。

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