日本共産党 書記局長参議院議員
小池 晃

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小池晃の活動報告

全国都道府県委員長会議 「総選挙勝利を“前面”に、党員拡大を根幹とする党勢拡大を“中心に”」を合言葉に全力で頑張り抜こう

2020年10月08日

赤旗2020年10月8日付

幹部会第一決議 小池書記局長が報告

 

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(写真)幹部会第一決議の報告をする小池晃書記局長=7日、党本部

 第一決議の報告に立った小池晃書記局長は、冒頭、新型コロナ危機のもとでの全党の奮闘に、心からの敬意と感謝を表明するとともに、党員拡大と読者拡大の双方で「特別月間」の成果を報告。「後退から前進に転じる足掛かりをつくることができた」と述べました。

 

 続いて、四つの章に即して報告しました。

 

 第1に、総選挙勝利をめざす活動を党活動の前面にすえると共に、「特別月間」の奮闘でつくられた党勢拡大の流れを絶対に中断させることなく、持続的前進の流れをつくりだすことです。

 

 「大事なことは、解散・総選挙がいつあってもおかしくない情勢のもと、決して様子見にならないことだ」と述べ、「『総選挙勝利を“前面”に、党員拡大を根幹とする党勢拡大を“中心に”』を合言葉に全力で頑張り抜こう」と訴えました。

 

 第2は、菅政権とたたかう政治的構えについてです。

 

 行き詰まった安倍政権を「全面的に継承」する菅政権では、新しい政治を期待する国民の期待を裏切るのは必至だと指摘。菅政権が日本学術会議の人事への介入問題などを通して早くも明らかになっているように、安倍政権以上に強権的でファッショ的な性格を持っていると指摘し、強権政治を許さないため全力をあげようと述べました。

 

 コロナ禍で自己責任を押しつける菅政権のもとで、新自由主義の暴走か、その大転換で暮らしを守り、良くする「公」の責任を果たす政治か―日本の進路をめぐる大きな対立軸が浮き彫りになっており、わが党の「七つの提案」を国民に大いに語り、たたかいを広げようと提起しました。

 

 第3は、総選挙にのぞむ基本的立場です。

 

 決議は、総選挙の二つの目標((1)市民と野党の共闘の勝利で政権交代を実現し、野党連合政権を樹立する(2)「850万票、15%以上」を得票目標に党の躍進をかちとる)を改めて明確にしました。

 

 小池氏は、決議が「次の総選挙で政権交代を実現し、野党連合政権を樹立する」と一歩踏み込んだ目標を明確にしていることに注意を喚起し、「次の総選挙でこの政権を終わらせ、新たな政権をつくることは、野党にとって当然の責任であり、共闘の前進、政策的一致の拡大など新たな条件が広がっている」と強調しました。そして「野党に求められているのは、次の総選挙で政権交代を実現すると宣言し、共産党も含めた『オール野党』で連合政権をつくることで合意すること」と述べ、「その実現は世論と運動、日本共産党の奮闘にかかっている。何よりも『総選挙勝利を“前面”に、党勢拡大を“中心”に』元気に打って出て、日本共産党躍進の流れをつくり出すことが最大の力になる」と訴えました。

 

 また、「比例を軸に」をつらぬき、「850万票、15%以上」を実現する意義を解明。日本共産党の躍進を必ず実現しようと呼びかけました。

 

 第4は、総選挙勝利を前面にした、今後の活動の強化点です。

 

 「総選挙にむけた支部の活動はまだ始まったばかりだ」と指摘し、全支部・全党員がただちに総選挙を前面にした活動に立ち上がり、支部の得票目標・支持拡大目標を決め、「支部が主役」の選挙戦に立ち上がり、宣伝、対話・支持拡大を本格化することを訴えました。

 

 党の躍進をかちとるカギは、党の自力づくりとあわせて、積極的支持者を増やす活動にとりくむことだと強調。改定綱領の生命力が際立っていると述べ、「全党が改定綱領と党大会決定を深く身につけ、その力で総選挙をたたかい、必ず勝利しようではありませんか」と呼びかけました。

 

第一決議 討論のまとめ

 

 小池晃書記局長が第一決議の討論のまとめを行い、幹部会の新しい提起が真正面から受け止められ、深められたと特徴づけました。

 

 一つは、来たる総選挙で政権交代を実現し、野党連合政権を樹立するとの踏み込んだ提起が歓迎され、決意が語られたことです。「850万票、15%以上」の得票目標の実現へ、支部の目標と行動を直ちに具体化し、打って出ることを提起しました。

 

 もう一つは、それを具体的にどうやるかです。「総選挙勝利を“前面”に、党員拡大を根幹とする党勢拡大を“中心”に」の旗印が非常にわかりやすいと積極的に受け止められていると紹介。二つの課題を相乗的に進めていくことを強調し、「次の総選挙での政権交代実現を正面から訴え、菅政権を一刻も早く打倒し、新しい政治をこの国につくっていこう」と訴えました。

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