日本共産党 書記局長参議院議員
小池 晃

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小池晃の活動報告

平和と暮らしがかかった選挙 「庶民の大阪」取り戻す 小池書記局長が訴え

2022年06月06日

赤旗2022年6月5日付

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(写真)聴衆の応援に応える(右から)小池晃書記局長、たつみコータロー氏、大門みきし氏=4日、大阪府豊中市

 目前に迫った参院選で、日本共産党の躍進を勝ち取ろうと、小池晃書記局長は4日、大阪府豊中市、大阪市、東大阪市を駆けめぐり、比例代表で大門みきし参院議員を含む5人のベストチームの全員の勝利とともに、大阪選挙区(改選数4)では、たつみコータロー予定候補を必ず国会に送り戻そうと訴えました。演説を聞いた人からは「軍事費よりも教育や社会保障に予算を使う政治に変えたい」と期待の声が寄せられました。

 

 大阪市阿倍野区での街頭演説には217インチの大型ビジョンカーが登場。トークセッションも取り組まれ、「なぜこの時期に物価が上がるのか」「原発に変わる電力政策は」「最低賃金引き上げの財源は」など、街頭から寄せられた質問に小池氏が丁寧に回答しました。

 

 ロシアによるウクライナ侵略から100日。小池氏は「戦争は怖い」「平和が心配」の声が広がる中で、自民党が危機に乗じて9条改憲議論や軍拡を進め、維新がそれを“より右”から引っ張る突撃隊の役割を果たしていると批判。軍事対軍事の悪循環ではなく、9条を生かした平和外交の努力こそ必要だと力強く訴え、東アジアの平和を実現する党の構想を語りました。

 

 次いで小池氏は「暮らしがかかった選挙」だと強調。深刻な物価高騰の最大の原因は、安倍政権以来の「異次元の金融緩和」がもたらした輸入物価高にあると指摘し、「アベノミクスが招いた大失政だ」と批判しました。

 

 小池氏は、維新が、なんでも民営化と規制緩和の新自由主義の旗を振るなかで、「その最たるものが庶民の金を巻き上げるカジノ推進だ」と指摘。「依存症が増え、暮らしは台無しになる。不幸な人が必ず生まれるものの、いったいどこが『成長戦略』か。自己責任と弱肉強食の政治をあおる突撃隊=維新には、退場してもらおう」と訴えると、大きな拍手がわき起こりました。

 

 小池氏は、「人にやさしい経済こそ強い経済になる」として、新自由主義を転換する「やさしく強い経済」を力説。その中で、賃金の引き上げに関わって、党が提案する大企業の内部留保への課税を紹介し、「岸田首相は『成長の果実を賃上げに』というが、ここに果実があるではないか。10兆円も財源ができる。これで中小企業の賃上げをしよう」と訴えました。また、政府が「二重課税の法律上の定義はない」と認めたことも示し、「二重課税にあたる」としていた政府の答弁は完全に崩壊したと強調しました。

 

 小池氏は、「岸田首相は『成長から分配へ』というが、いつまでも分配に回ってこない。『分配から成長へ』―これが共産党の成長戦略だ」と強調。岸田政権が発表した「新しい資本主義」実行計画案では「アベノミクス」の3本の矢を堅持するとしていると指摘し、「いったいどこが新しいのか。古い古い資本主義。新自由主義そのものではないか」と厳しく批判。「企業団体献金をもらっている自民党には財界に切り込む姿勢も政策もない。企業団体献金を受け取らない共産党にしかできない仕事だ」と力を込めました。

 

 大門参院議員・比例予定候補は「大阪を博打(ばくち)のまちにしてはなりません」と、維新の府・大阪市政が自公政権とともに誘致を進める大阪カジノがいかに荒唐無稽(こうとうむけい)な計画かを告発しました。

 

 たつみ氏も、大阪選挙区選出の4人の現職はいずれもカジノ推進派だと指摘し、「大阪をギャンブルの町にさせないために勝ち抜かせてほしい」と呼びかけ、「軍事費の拡大ではなく、お金の心配なく大学や専門学校に行けるようにするのが政治の仕事です」と力を込めました。

 

 大阪市阿倍野区では西田さえ子比例予定候補、山本のりこ党大阪府平和・子育て支援部長も訴えました。

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