赤旗2025年6月27日付
![]() (写真)聴衆の声援に応える(左から)小池晃書記局長、あさか由香選挙区予定候補、赤石ひろ子比例予定候補=25日、相模原市南区 |
参院選(7月3日公示、20日投票)での日本共産党躍進をめざす街頭演説会が25日夕、神奈川県相模原市の小田急線相模大野駅前で開かれました。小池晃書記局長は「アメリカいいなり、財界中心の政治のおおもとを変える本物の改革の党・日本共産党を勝たせて」と、比例5予定候補の必勝と、あさか由香参院神奈川選挙区予定候補の勝利を訴えました。
小池氏は、トランプ米大統領が日本の軍事費を国内総生産(GDP)比3・5%に引き上げるよう求めているが、「そんなことをすれば暮らしも財政も破壊され、大増税になってしまう」と批判しました。
さらにトランプ氏の「日本の安保負担が足りない」との発言を挙げ、「冗談じゃない。米国の押しつけで日本は世界で最大の米軍基地国家になっている」と指摘。神奈川では陸軍キャンプ座間(座間、相模原両市)が在日米陸軍司令部から太平洋陸軍の司令部に格上げされ、横浜ノースドックには米陸軍の揚陸艇部隊が配備されたとして、「この神奈川を戦争の出撃拠点にすることは絶対に許すわけにいかない」と力を込めました。
ところが、「日本政府は日米同盟と言われた途端に思考停止になってしまう」と批判。世論調査では、米国から「なるべく自立したほうがよい」との回答が68%にのぼるなど「アメリカいいなりの政治は変えなければならないとの意見が強まっている」と指摘しました。憲法9条を生かした平和外交で戦争の心配のない東アジアをつくる日本共産党の提案を示し、「命がけの外交努力で二度と戦争させないことが政治家の一番大事な仕事だ。あの戦争に命をかけて反対した歴史を持つ日本共産党にその願いを託してほしい」と呼び掛けました。
あさか予定候補は「あらゆる差別に反対します。分断と対立ではなくすべての人を支える政治の実現を」と力を込めました。赤石ひろ子比例予定候補が党躍進を訴えました。