日本共産党 書記局長参議院議員
小池 晃

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長生炭鉱事故犠牲者の遺骨 小池書記局長「遺族に返還早く」 参院予算委

2026年04月08日

赤旗2026年4月8日

 日本共産党の小池晃書記局長は7日の参院予算委員会で、1942年に山口県宇部市の長生炭鉱で起きた水没事故犠牲者の遺骨収容を巡り、DNA鑑定を早急に実施し、遺族の元に一刻も早く返還するよう求めました。高市早苗首相は前向きな対応の求めに「同じ思い」と応じました。

 長生炭鉱の事故で亡くなった183人のうち7割が朝鮮人労働者です。小池氏は、犠牲者は今も暗く冷たい海に眠ったままで、市民団体「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」の懸命の努力で一部の遺骨を発見したと指摘しました。

 高市首相は李在明(イ・ジェミョン)大統領との1月の首脳会談後の記者会見で、「長生炭鉱で発見された遺骨に関し、DNA鑑定の協力に向け、日韓間の調整が進展していることを歓迎する」と述べています。小池氏は「大事な確認だ」として、「DNA鑑定を早急に実現し、遺骨を一刻も早く遺族の元に返すべきではないか。日韓関係にとっても大事な課題だ」と求めました。

 高市首相は「私もその思いで李大統領と向き合い、話し合った。現在、DNA鑑定の協力に向け、韓国政府とも意思疎通を図っている。しっかり対応していく」と答えました。

 小池氏は、アジア・太平洋戦争中の空襲被害者の救済についても質問しました。高市首相が自民党総裁選時の公開質問状に「(空襲被害者救済は)戦後80年の節目に当たりたいへん重要なテーマだ」と答えたことに言及。超党派議員連盟の空襲被害者に対する一時金支給法案はすでにまとまり、高齢化した被害者は「命あるうち」の解決を望んでいるとして、国による救済を自民党総裁として前に進めるように訴えました。

 高市首相は「議員立法についての議論は承知している。動きを注視したい」と述べるにとどまりました。小池氏は「党派を超えた課題として前に進めてほしい」と重ねて求めました。

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○小池晃君 一九四二年二月、山口県宇部市の長生炭鉱の海底坑道で水没事故が起きました。百八十三名の鉱夫たちが亡くなり、そのうち七割が朝鮮人労働者です。犠牲者は今も暗く冷たい海に眠ったままです。この間、市民団体、長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会の皆さんが懸命の努力で一部の御遺骨を発見し、収容しました。
 一月の日韓首脳会談で、総理は李在明大統領と共同記者会見されて、この問題について、山口県宇部市の長生炭鉱にて発見された御遺骨に関し、DNA型鑑定についての協力に向け日韓間の調整が進展していることを歓迎したと。これは私、大事な確認だというふうに思うんです。
 これまで発見された御遺骨は山口県警に保管されています。日韓の御遺族の強い願いであるDNA鑑定を早急に実施をして、御遺骨を一刻も早く御遺族の元に返すべきではないか。日韓関係にとってもこれは大事な課題だと思います。
 御答弁お願いします。
○内閣総理大臣(高市早苗君) 私もその思いで李在明大統領と向き合い、話合いをしました。
 現在、DNA型鑑定の協力に向けて韓国政府とも意思疎通を図っているところですから、しっかりと対応をしてまいります。
○小池晃君 これは是非前に進めていただきたい。
 更に聞きます。
 さきの戦争で、全国各地の空襲で四十万人以上の民間人が犠牲となり、多くの方が被災しました。この問題で、総理は自民党総裁選時の公開質問状に、空襲被害者救済は戦後八十年の節目に当たり、大変重要なテーマだと、被害者の方々の御年齢考えると対策が急がれると回答されて、昨年十一月の本会議でも答弁されました。
 超党派議連の一時金支給法案はまとまっています。今日もお見えになっていますが、被害者の皆さんたちは本当に高齢化して、命あるうちにと望んでおられます。これ、必要だと思います。自民党総裁として、前に進めるという立場を是非示していただきたい。
○内閣総理大臣(高市早苗君) なかなか、自民党総裁としての立場での答弁は差し控えているところではございますけれども、超党派の議員連盟で、空襲被害者に対する一時金の支給、実態調査などを内容とする議員立法についてしっかりと議論していただいていることは承知しております。その動きを注視してまいりたいと存じます。
○小池晃君 これ、自民党以外は党内手続全て終わっているんです。この議連の会長は平沢勝栄さん、事務局長は松島みどりさん、首相補佐官です。まさに超党派で、立場の違いを超えてやろうと言っているんですね。やっぱりここは、総理が一言、前に進めようと言うことが私必要だと思います。どうですか。
○内閣総理大臣(高市早苗君) さきの大戦におきましては、全ての国民が何らか戦争の犠牲を被って、一般市民の方の中にも筆舌に尽くし難い労苦を体験された方が多数おられると承知しています。一般戦災者に対しまして、一般の社会保障施策の充実などを図る中で、その福祉の向上に努めてきております。
 議員立法の検討でございましょうから、これはちょっと議員連盟の動きをもう少し見守らせてください。
○小池晃君 民間被災者に対する法案というのはないんですよ、法律ないんですよ。被爆者援護法しかないんですよ。やっぱり、空襲の被害者は本当に望んでおられますから、是非これは党派を超えた課題として前に進めていただきたいということを強く強く申し上げて、質問を終わります。

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