日本共産党 書記局長参議院議員
小池 晃

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イラン戦争終結の外交交渉 米国とイランへ働きかけを 参院予算委 小池書記局長が要求

2026年04月08日

赤旗2026年4月8日

 日本共産党の小池晃書記局長は7日の参院予算委員会で、政府に対し、一刻も早いイラン戦争終結のための外交交渉を米国とイランへ働き掛けるよう要求しました。


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(写真)質問する小池晃書記局長=7日、参院予算委

 小池氏は米国とイスラエルによるイランへの先制攻撃について、日本共産党は明白な国際法違反との立場で、政府とは異なると指摘。そのもとでも、日本が戦争終結のための役割を果たすべきだという方向では一致できるはずだと述べ、「イラン戦争終結のための外交交渉を開始するよう、世界各国と協調して、米国とイランに働き掛けるべきだ」と提案しました。

 高市早苗首相は「米国とイランの協議が成功し平和に戻るよう後押ししていく」と述べました。

 小池氏は、戦争終結のための外交交渉の前提として▽米国が対イラン攻撃を停止する▽米国がイランを再び攻撃しないと保証する―の2点が重要だと提起しました。「昨年も今回も、米国は交渉中にイランを攻撃したが、そんなことでは交渉にならない」と指摘。イランのセアダット駐日大使が日本共産党の志位和夫議長との会談で、この2点の保証があれば交渉を前向きに進めることは可能だと述べたことを示し、「日本政府として、米国にイランへの攻撃を停止することと、再攻撃しないことの2点の保証を求めるべきだ」と迫りました。

 高市首相は「対話を通じた問題解決が重要だ。米国とイランの協議が進展するよう双方に働きかけを行っている」と述べ、否定はしませんでした。

 小池氏は、戦争を終わらせるために日本政府の役割が問われると強調。さらに、イラン情勢の緊迫化で、原油やナフサ由来の資材の不足、シンナーなどの値上がりが始まり、医療現場でも手袋の不足や価格上昇が始まっていると指摘しました。

 高市首相は「中小企業、小規模事業者がかなり影響を受けることが懸念される」と答え、小池氏は「政府として、中小企業への資金繰り支援、医療では、診療報酬の期中改定も含めた緊急の財政支援が必要だ」と要求。「トランプ大統領が国際法を無視して勝手に始めた戦争で、命が奪われ、国民が危機にさらされるのは許されない」と述べ、一刻も早い戦争終結へ力を尽くすよう求めました。

速記録を読む

○小池晃君 日本共産党の小池晃です。よろしくお願いします。
 トランプ米大統領は、昨夜の会見でも、戦争終結の見通しを示さずに明日以降大規模攻撃を行うというようなことを述べています。このままでは、本当に更におびただしい犠牲が出る危険があります。ホルムズ海峡の事実上の封鎖によって世界的な危機が広がる危険もあります。
 共同通信の世論調査では、米国とイスラエルによるイラン攻撃は間違った判断だったという方が八〇・三%、中東情勢の悪化が生活に与える影響を懸念しているという方が八九・五%です。アメリカ国内でも批判が高まっています。この戦争は一刻も早く終わらせるべきだと思います。
 日本共産党は、米国とイスラエルによる先制攻撃は明白な国際法違反だと考えておりますが、この問題はなかなか総理とも議論してもお認めにはなりません。しかし、そこは一致できなくても、そこは一致できなくても、この戦争を終わらせるために日本として役割を果たすべきだということでは私、一致できるんではないかというふうに思うんですね。今うなずいていらっしゃいますけれども、そうだと思うんです。
 総理は、イランのペゼシュキアン大統領と電話会談を行う予定だということを今日も言われました。さらに、総理は今日、対話には問題、対話による問題解決が必要で、米国、イラン双方に対して訴えるんだというふうにおっしゃいました。日本がイランとの伝統的な友好関係を生かして対応することは極めて大事だし、総理がイランと米国に対して双方に呼びかけると言われたことは非常に大事だと私は思っています。
 改めてお聞きしたいんですが、イラン戦争終結のための外交交渉を始めるように、世界の各国と協調して米国とイランに対して働きかけるべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○内閣総理大臣(高市早苗君) 今何より重要なことは、米国も含む国際社会とともに事態の早期鎮静化、そして世界経済の悪化を防ぐ取組を続けることでございます。先般の日米首脳会談におきましても、トランプ大統領にはその旨は指摘をいたしております。
 また、イランとの間は、昨日も外務大臣同士の電話会談を行うなど、これまで様々なレベルで直接対話を行って、事態の早期鎮静化に向けた働きかけを行っています。
 国際社会との連携もすごく大事です。だからこそ、三月十九日に発出されたホルムズ海峡に関する首脳共同声明にも最初から参加するということを決め、そして各国に参加を呼びかけてきております。本日までに三十八か国、賛同を得ております。
 ですから、当事国との直接対話のパイプも生かしながら、これからも続けて関係国、国際機関を含めた国際社会と緊密に連携しながら、必要なあらゆる外交努力を行ってまいります。今日も近隣国とそういった予定がございます。
○小池晃君 もう早期鎮静化、これは本当に大事だと思いますし、そのためにはやっぱり戦争を終結させることが必要だと、そのためにやっぱり当事国同士の外交交渉が必要だと。私はそれをやっぱり呼びかけるということが必要だと思いますが、重ねて伺います。
○内閣総理大臣(高市早苗君) 当事国といいますと、米国のみならずイスラエル、そしてイランということになりましょうが、今、周辺国の仲介もあって、まだ協議を打ち切ってはいないわけですね。ですから、この協議の成功、きちっと結論が出る、で、平和に戻っていく、こういったことを大いに期待したいと思っておりますし、日本もまたそれを後押ししていくつもりでございます。
○小池晃君 そのやっぱり交渉の開始に私は大事なことが二つあると思っているんです。一つは、やはり米国が対イラン攻撃を停止することです。攻撃を続行しながら交渉するということはこれはなかなか難しい、あり得ない。いま一つは、米国がイランを再び攻撃しないということを保証することではないかと思うんですね。というのは、昨年六月も、そして今回も、米国は交渉の最中にイランを攻撃したわけです。そんなことではやっぱり交渉にならないと思うんですね。
 イランのセアダット駐日大使は日本共産党の志位和夫議長に対して、この二点の保証があれば交渉を前向きに進めることが可能だと述べました。それはイラン政府の方針でもあるというふうに語っています。
 日本政府として米国に対して、イランへの攻撃を停止すること、そして再攻撃しないというこの二点の保証を私は求めるべきではないかと思いますが、いかがですか。
○内閣総理大臣(高市早苗君) 昨日、茂木外務大臣がイランの外務大臣と話したときに、かなり機微にわたって話をし、詳しい状況、そしてイランの方が何を考えているか、また期待しているか、いろんな話を聞いてくれて、私も報告を受けました。
 その上で、次のステップに私は進みたいと考えております。もう日本としては、対話を通じた問題解決が重要だということ、もうこれは絶対にそうだと考えております。複数の国が仲介を試みております米国とイランの協議が進展するように、双方に働きかけを行っております。次のステップと申し上げましたが、首脳会談レベルでも同じように考えております。
○小池晃君 その次のステップに進める、進む上で、やはりイランを攻撃しないと、再攻撃しないということは、これは、だって、それがなければやっぱり交渉にならない、始められないではないかということは、私は大事なファクターではないかと思うんですが、総理、いかがですか。
○内閣総理大臣(高市早苗君) 済みません、これから行う予定の首脳会談でございます。ちょっと今予断を持って内容をお答えすることは、どうか差し控えさせてください。日時等についても、私がはっきり申し上げられないのは、先方の命、安全にも関わることだと考えるからでございます。
 よくよく熟慮して、必要なことを申し上げたいと考えております。
○小池晃君 とにかくこの戦争をやっぱり終わらせるために、私は日本の政府のやっぱり役割が今問われているというふうに思います。是非この戦争を終わらせるというための力を発揮していただきたいと、一刻も早い戦争終結のための外交交渉を始めるということに力を尽くしていただきたいと思います。
 同時に、今国内は本当に大変で、先ほどからも議論あります、原油やナフサ由来の資材の不足、シンナーなどの値上がり、医療現場でも手袋の不足、物価上昇、価格上昇。
 日本共産党国会議員団のネットアンケートでは、五千百二十八件の回答のうち二九・六%が既に価格高騰、入手困難の影響が出ているとしています。六九・六%が今後は不安だと言っています。東京商工リサーチの調査では、塗装工事業の倒産、二十三年ぶりの高水準だという。
 私は、政府として緊急対策が必要だと思いますが、いかがですか。
○内閣総理大臣(高市早苗君) 例えば、足下で原油価格が高騰する中で、国民の皆様の生活と経済活動を守るため、緊急的な激変緩和措置として三月十九日からガソリン、軽油、重油、灯油などの石油製品の価格を抑制する補助を実施しました。実施前は百九十・八円だったガソリン価格は、三月三十日、月曜日の時点で百七十・二円まで低下をしております。
 加えて、中小企業・小規模事業者の方々かなり影響を受けることが懸念されますので、資金繰り支援の拡充、また原材料やエネルギーコストの上昇を考慮した価格転嫁の要請などの支援措置を講じております。
 とにかく中東情勢が経済に与える影響を注視しながら、国民の皆様の命と暮らしを守るため、また、働く場所を守るために全力を尽くしてまいります。
○小池晃君 もう質問はしませんが、私は、やはり中小企業に対する支援、資金繰り支援、それから医療の問題では、やっぱり診療報酬などについては期中改定も含めた緊急の財政支援も必要だと思います。
 そもそも、やっぱりトランプ大統領が国際法を無視して勝手に始めた戦争で、無辜の命が奪われ、そして日本国民までこういう危機にさらされるなんということは許されないと、戦争の中止ということを強く求めて、質問を終わります。

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