日本共産党 書記局長参議院議員
小池 晃

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暮らしの全分野支援を 補正予算編成 小池氏が訴え 参院財金委

2026年05月27日

赤旗2026年5月27日

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(写真)質問する小池晃書記局長=26日、参院財金委

 高市早苗首相が中東情勢に対応するとして補正予算編成と予備費増額を正式に表明したことをうけ、日本共産党の小池晃書記局長は26日、参院財政金融委員会で「暮らしに関わる全分野を支援する必要がある」と訴えました。

 小池氏は「物価高・物不足はエネルギー・石油製品だけではない。原材料不足のため休業に追い込まれた中小企業への固定費補助や資金繰りへの返済免除を含む新しい融資制度など抜本的対策が必要だ」と主張しました。

 片山さつき財務相は「リスク最小化のため資金面で万全の備えをとるべく補正予算を編成する」と答弁。中小企業に対してこれまで行ってきた日本政策金融公庫によるセーフティネット貸付(経営環境変化対応資金)の金利引き下げ、雇用調整助成金活用支援などに加え、民間金融機関から支援を受けられるよう「業況が厳しい業種を追加指定し、信用保証による支援を強化する」と述べました。

 また、取引・建設Gメンなどにより中東情勢の影響を重点調査し、価格転嫁の徹底を図るとし、「あらゆる面でリスクを最小化できるよう対処する」と答えました。

 小池氏は財源について「赤字国債を最小限にするという話もあるが、長期金利の上昇や円安の問題があり、『責任ある積極財政』の矛盾が表れている」と指摘。「本格的な支援をやるには安定財源を作る必要がある。そのためにはタックス・ザ・リッチ(富める者に課税を)で大企業・富裕層への行き過ぎた減税を見直すなど税制の抜本的な改革が求められている」と主張しました。

 片山氏は「よく小池委員からそのような指摘があるが、負担の公平については与党税制改革大綱で、税率を引き上げつつターゲットを絞った政策対応によりメリハリのある法人税体系を構築するとしている」と答弁。小池氏は「本格的に踏み込んでいかなければならない」と指摘しました。

速記録を読む

○小池晃君 補正予算の問題、昨日、高市首相が説明されました。予備費の積み増し、ガソリンや電気・ガス代、料金の支援ということが中心だということなんですが、今の物価高、物不足はエネルギー、石油製品だけではないわけですね。暮らしに関わる全分野を支援する必要があると私は思います。
 財務省として、原材料不足によって休業に追い込まれた中小企業に対する固定費の補助、あるいは資金繰りに対する返済免除を含む新しい融資制度、私はこういったこともこれは当然やるべきではないかというふうに思うんですが、大臣、いかがですか。
○国務大臣(片山さつき君) 補正予算につきましては、昨日総理が会見されて、中東情勢が依然として不透明なので、まず電気・ガス料金支援に限らず必要な施策を臨機応変に講じることができるように、講じていきますから、このため、リスクの最小化という観点から資金面で万全の備えを取るべく補正予算を編成し、来週にも国会に提出すると申し上げておりまして、その上で、政府としては、中小企業に対して、既に政府系の金融機関と商工団体等における特別相談窓口をつくり、セーフティーネット貸付けにおける金利を〇・四%下げ、かつ雇用調整助成金の活用支援をする等の支援を講じておりまして、私どもも三月末に全金融機関を集めて、もう決して取り立てることではなくて、もうここは完全にセーフティーネットをしくような対応をしてくれということを申し伝えて、その対応をしていただいているものと理解をしております。
 特に総理からは昨日、これに加えて、業況が厳しい業種を追加して信用保証による支援を強化するということと、取引Gメンや建設Gメンなど千人体制で中東情勢の影響を重点調査し、価格転嫁の徹底を図るなど、支援を強化するということも付け加えておりますので、引き続き、まさにあらゆる面でリスクが軽減できるように、リスクを最小限にできるように、中小企業に与える影響も注視して適切に対応をしてまいりたいと考えております。
○小池晃君 赤字国債の発行を最小限に抑えるんだというような話もあって、長期金利が上昇している、円安の問題もある。私は、やっぱり責任ある積極財政ということでやってきたことの矛盾がここに現れているんじゃないかなというふうに思うんですよ。やっぱり本当の意味で本格的な支援をやっていくためには、安定した財源をつくる、そのためには、やっぱりタックス・ザ・リッチ、大企業あるいは富裕層に対する行き過ぎた減税を見直して財源つくると。赤字国債だけに頼るんじゃなくて、本格的な、全面的な対策を打っていくということが私は求められているというふうに思うんですが、その点、いかがですか。
○国務大臣(片山さつき君) よくそういった御意見を小池委員からはいただいているわけですけれども、今般の補正予算についての御質問でございますので、これにつきましては、総理が述べられたとおり、歳入としては特例国債は追加、特例公債は追加することになるけれども、前年度分の特例公債のうち、今後六月までの発行が予定されている三兆円分は税収、税外収入、歳出不用の見込みを踏まえると、実際には発行せずに済む見込みが立っているので、国債発行予定額全体の中で調整を行えば、市中への発行、市中発行総額は増やさないという対応ができるので、マーケットに影響を与えることなく実行可能と、この点を非常に重要と考えて対応をしておりますので。
 また、税制改正、税負担の公平につきましては、今般のこの中東情勢に限ってのみのことではなくて、今様々な観点から対応が行われておることで、法人税につきましては、近年の与党税制改正大綱において、法人税改革は意図した結果を上げてこなかったと言わざるを得ず、法人税率を引き上げつつターゲットを絞った政策対応を実施するなど、めり張りのある法人税体系を構築していくという、委員の御趣旨に沿ったこともきっちりと含められておりますので、またこういった公平性の観点も含めて見直しを行ってまいることになると思います。
○委員長(宮本周司君) 時間が来ております。
○小池晃君 終わります、終わりますが、きっちりとやられていないじゃないですか。極めて不十分だと思いますよ。だから、それを今度の補正予算でそれやれって、なかなかそれはないかもしれないけど、今後の課題としてやっぱり本格的に踏み込まないといけないということを申し上げて、質問を終わります。

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