日本共産党 書記局長参議院議員
小池 晃

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小池晃の活動報告

参院選最大の焦点―共産党躍進に最優先で力を注ごう 全ての活動を“必勝モード”に

2022年02月14日

赤旗2022年2月11日付

都道府県委員長会議開く 小池書記局長が報告

 

 日本共産党は10日、党本部と各地をオンラインでつないで、全国都道府県委員長会議を開催しました。小池晃書記局長・参院選闘争本部長が幹部会決議「参院選躍進を正面にすえ、全党がたちあがろう」に基づいて報告し、「全党の活動を“参院選必勝モード”に切り替えよう」とよびかけました。志位和夫委員長が発言を行い、都道府県委員長が躍進にむけた取り組み、決意を発言しました。(志位委員長の発言)(討論のまとめ)


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(写真)全国都道府県委員長オンライン会議で報告する小池晃書記局長・参院選闘争本部長=10日、党本部

 

 小池氏は、幹部会決議は第4回中央委員会総会決定に代わる方針を提起するものではなく、4中総後の情勢も踏まえて、4中総をどういう角度で深め、どう具体化し実践するかを提起したものだと指摘。「その最大の眼目は、全党の活動を“参院選必勝モード”に切り替えることだ」と強調しました。

 

 決議第1章について、小池氏は、「4中総徹底と反転攻勢めざす特別期間」の到達を示し、「4中総を具体化し、参院選勝利・躍進をめざす活動を本格的な軌道に乗せることは、まさにこれからの課題だ」と指摘。決議の中心命題である“参院選必勝モード”への切り替えを訴えました。

 

 決議第2章について、小池氏は、参院選での日本共産党躍進の意義について、4中総後の国会論戦と情勢の進展を踏まえて明らかにしていると指摘。通常国会で、岸田政権の政治姿勢が浮き彫りになるとともに、総選挙後の新しい政党対決の構図が鮮明となったとして、「参院選の二大目標は引き続き堅持するが、日本共産党の躍進が日本の進路にとって決定的であることがいよいよ明瞭になっている」と強調し、決議で示した共産党躍進の三つの意義の強調点を述べました。

 

 第一は、岸田自公政権に厳しい審判を下し、政権交代の足掛かりをつくる最大の力になることです。小池氏は、岸田政権の外交、内政の問題点を指摘した上で、「『アメリカいいなり』『財界中心』の政治をただす抜本的な対案を掲げているのが日本共産党だ」として、「安心と希望の日本をどう実現するか。その成否は、わが党の躍進にかかっている」と訴えました。

 

 第二は、自公と補完勢力による「翼賛体制」づくりを許さない最強の力になることです。日本維新の会が補完勢力としての本性をあらわにし、野党の中でも連携するような動きが生まれているとして、「この逆流と正面からたたかう日本共産党の役割はかつてなく大きい」と強調しました。

 

 第三は、野党共闘の大局的発展にとって何よりの推進力になることです。小池氏は「共闘の旗は握ってはなさず進むが、一方で政党本部間の協議待ちにするわけにいかない。1人区での党候補者擁立を急ぐことにも全力をあげる」と表明。その上で、決議では「共闘の前途には困難も予想される。共闘の大局的な発展を展望した場合、その推進力となる日本共産党を躍進させることが、今何よりも必要だ」として踏み込んだと指摘しました。

 

 小池氏は、「このことを全党に徹底することが、いま決定的に重要だ」として、「『参院選の最大の焦点』である日本共産党の躍進のために、最優先で力を注ごう」と訴えました。

 

 第3章に話をすすめた小池氏は、現在の情勢判断について決議が「参院選躍進の条件が間違いなく存在している」と同時に、「現在の取り組みの延長線上では、参院選の目標達成はおろか、現有議席からの後退の危険も存在することを直視しなくてはならない」と明確にしたことを指摘。比例は、3年前の参院選で4議席、昨年の総選挙の比例票を換算すれば3議席だが、それも既得の陣地とはいえないと述べ、「この厳しさは、攻め込んだ『新しいステージ』での厳しさだ。全党の力を結集し、意気高くはね返し、勝利への流れをつくろう」と訴えました。

 

 その上で、参院選躍進の方針は4中総で明瞭であり、「3本柱の活動」を期日までに掛け値なしにやりきることを提起。その際の力点として、(1)党の風を吹かせる大宣伝攻勢をかけ、「折り入って作戦」と読者拡大の飛躍をはかる(2)新しいリーフ「あなたの『?』(はてな)におこたえします―日本共産党綱領の話」を大量活用し積極的支持者を増やす作戦を大展開する(3)世代的継承を中軸とする党員拡大を、参院選勝利にとっても、党の未来にとっても不可欠の課題として握ってはなさず、党づくりをすすめる―ことを具体的に提起しました。とくに「はてなリーフ」について、4中総決定が反共攻撃にかみあって日本共産党の綱領と理念、歴史を伝え、積極的支持者を増やすとりくみを「大戦略」と位置づけたことにふれ、「その位置づけにふさわしく、取り組みの水準を大きく引き上げよう」とよびかけました。また、「入党のよびかけ」リーフの活用も提起しました。

 

 こうした活動を進める上で、「特別期間」で前進をつくりだした党機関の経験を紹介し、「党機関や地方議員が支部に入って、一緒に行動や働きかけに踏み出すまで後押しすることが非常に大事だ」と強調しました。

 

 あわせて小池氏は、決議が、参院選を統一地方選や中間地方選挙と一体にたたかうと強調していることを報告し、「すべてのたたかいで勝利し、参院選躍進の流れを必ずつくりだそう」と訴えました。

 

 最後に小池氏は、今年は党創立100周年だとして、「わが党はいま、100年の歴史で初めて、日本共産党が参加する政権の実現を、現実の政治課題として追求する歴史的時期に位置している」と強調。「政権交代をめざす『新しいステージ』を前に進めるために、全力をつくそう」とよびかけました。

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