赤旗2025年7月4日付
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日本共産党の小池晃書記局長(比例候補)は参院選公示日の3日、横浜市と福岡市、北九州市で街頭演説し「自民党、公明党を少数にして消費税はただちに5%に減税、インボイス廃止を成し遂げるため、比例は共産党と広げて」と力を込めました。横浜市で、あさか由香神奈川選挙区候補、福岡では白川よう子比例候補、山口ゆうと福岡選挙区候補が必勝を訴えました。
横浜市・横浜駅前で第一声をあげた小池氏は「今度の参院選の最大の争点は、物価高から暮らしを守ることだ」と強調しました。消費税増税の一方で進められてきた法人税減税に賃上げなどの効果がなかったと「反省」を口にした石破茂首相の答弁をひき「反省をいうのであれば、大企業への年間11兆円もの法人税減税をやめれば、消費税減税の財源は出てくる」と指摘。「自信を持って消費税減税の財源を示している日本共産党に願いを託して」と呼び掛けました。
あさか候補は「不健全な政治に終止符をうち一人ひとりの命、苦しみ、痛みにしっかり向き合う、全ての人の生きることを支える政治を」と訴えました。
インボイス制度を考えるフリーランスの会の小泉なつみさんは「この30年不安を与え、夢を諦めさせてきた自公政権を引きずり下ろさないといけない。人権と平和が守られてこそ仕事、商売ができる。そうずっと訴える共産党に一票を」と応援。県後援会代表委員の萩原伸次郎横浜国大名誉教授が党躍進を訴えました。
福岡市・博多駅と北九州市・小倉駅に駆けつけた小池氏は、自民党国会議員や公明党の山口那津男元代表が福岡県内の出陣式で「負けて政権交代になれば大混乱になる」と発言したことに触れ、「石破政権が続くことこそ大混乱だ」と批判。「自公が危機感を抱いたのは、共産党と立憲民主党が党首会談で与党過半数割れへの協力を確認し、1人区で候補者一本化を進めているからだ」と強調。「政治を決定的に変えるには、自民党政治に正面から対決する共産党の議席を伸ばすことだ」と訴えました。
また、自公・維新が狙う病床11万床削減などの社会保障削減によって「医療や介護の現場が崩壊し、命を守れない。国庫負担で医療も介護も年金も支えよう」と語りました。白川候補は「医療現場は深刻な経営難に苦しんでいる。命の線引きをするような政治ではなく、すべての人の命を守る政治を」と訴えました。