赤旗2023年1月24日付
幅広い個人・団体と共同し、岸田政権が狙う大軍拡・大増税に反対する一点で大きな世論をつくろうと、「平和、いのち、くらしを壊す戦争準備の大軍拡・大増税NO!連絡会」(略称=大軍拡・大増税NO!連絡会)が23日に結成されました。「安保3文書」の閣議決定撤回をはじめ、戦争へと向かう政治を変えるため、請願署名の取り組みや全国各地で宣伝行動を展開していくとしています。
呼びかけ団体は、憲法共同センター、安保破棄中央実行委員会、国民大運動実行委員会。さまざまなテーマで共同の取り組みをしてきた団体や個人からの賛同や参加、共闘を広げていくとしています。
衆院第1議員会館で行われた結成集会で、主催者を代表してあいさつした新日本婦人の会の米山淳子会長は、岸田政権が憲法違反の「敵基地攻撃能力」保有などを盛り込んだ安保3文書を閣議決定するもとで、「日本は『戦争か平和か』の歴史的岐路に立っています。今こそ平和運動をしてきた勢力が結集し、こうした政治に反対する大きな運動を広げよう」と訴えました。
全労連副議長の前田博史さんが当面の取り組みについて報告し、各団体の代表がスピーチ。改憲問題対策法律家6団体連絡会から今村幸次郎さん(自由法曹団幹事長)が連帯あいさつしました。
日本共産党の国会議員団が参加し、小池晃書記局長が国会情勢報告を兼ねてあいさつ。連絡会の結成を歓迎し、提起された請願署名運動を党あげて取り組みたいと表明。「戦争させないことが政治の責任です。平和の準備こそ求められる。大軍拡・大増税NO!のたたかいを広げましょう」と呼びかけました。(関連記事)