赤旗2023年4月7日付
日本共産党の小池晃書記局長は6日、京都府の京都市、長岡京市を駆け抜け、「9日投票の府議選も京都市議選も、当落線上の大激戦。自民党や公明党、日本維新の会など『オール与党』か共産党かの対決だ。平和、子育て、暮らし、福祉の願いはこぞって共産党へ」と呼びかけ、西山のぶひで、ばばこうへい(京都市伏見区)、島田けい子、かみね史朗(京都市右京区)、たけやまさいこ(長岡京市・大山崎町)よねしげ健男(向日市)らの各府議候補と京都市議選の候補全員の必勝を訴えました。
小池氏は昨年12月の府議会で「オール与党」が学校給食費無償化の請願に反対したと告発し、そうした中でも、給食無償化についてねばり強い論戦で府に必要性を認めさせ、市町村が給食費の補助に使える交付金を実現させた党府議団の値打ちを強調。共産党の勝利で「全国254自治体にまで広がった給食費無償化を実現させよう」とよびかけました。
一方で小池氏は、大山崎町議会では、「中学給食無償化」の町長提案を自公などが反対し、給食無償化の予算を削除したことを告発し、「民意を文字通り切り捨てたことに強く抗議する。共産党躍進で、住民の願い実現を」と呼びかけました。
小池氏は、京都府・市の環境を破壊し住民を危険にさらす北陸新幹線の京都地下延伸計画について言及。府民の6割が「再検討」「中止」を求め、北陸出身の森喜朗元首相が、「地下の掘削は難しくなかなか合意形成できないのではないか」と、京都の反対世論の前にたじろいでいると語りました。
その上で、新幹線も、府民の反対の声が広がっている「北山エリア」大規模開発も「民意がどこにあるかはっきりしている。住民運動と共産党の論戦が、『オール与党』政治を追いつめている。あと一押し。どちらもきっぱり断念させよう」とよびかけました。
小池氏は、海上自衛隊のイージス艦8隻すべてに、敵基地攻撃兵器―米国製の長距離巡航ミサイル・トマホークを搭載可能にするための改修が行われていると告発。そのうちの2隻が配備されている府内の海自舞鶴基地が「トマホーク配備・出撃拠点になってしまう」と訴え、地元紙が「イージス艦基地が相手国からの攻撃の標的となる恐れ」と報道していると紹介しました。
その上で、敵基地攻撃を担う長射程ミサイルを保管する大型弾薬庫が府内の陸自祝園(ほうぞの)分屯地につくられる危険があると述べ、「敵基地攻撃能力保有によって京都が戦場になりかねない。共産党躍進で戦争を止めよう」と訴えました。
小池氏は、「維新」が岸田政権の大軍拡では「生ぬるい」として核武装まで主張していると強調。「維新には被爆国の政党を名乗る資格はない。自公だけでなく維新に対する審判の選挙にしよう」と呼びかけました。
ばば・西山・たけやま・よねしげ・島田・かみね・山田・西村・えもと候補訴え
近鉄伏見駅前では京都市伏見区でたたかう、ばばこうへい、西山のぶひでの両府議候補=両現=(定数6)が「何としても押し上げてください」と力説。2府議候補と3市議候補(定数12)の全員勝利を必ずと訴えました。
JR長岡京駅前では長岡京市・大山崎町でたたかう、たけやまさいこ府議候補=新=(定数2)が「住民の声が届く京都にするため全力でがんばります」と強調。向日市の、よねしげ健男府議候補=新=(定数1)も訴えました。
右京区では、島田けい子=現=、かみね史朗=元=の両府議候補(定数5)、山田こうじ=現=、西村よしみ=元=、えもとかよこ=新=の3市議候補(定数9)が全員の必勝を訴えました。