赤旗2025年5月22日付
（写真）記者の質問に答える小池晃書記局長＝２１日、国会内 |
石破茂首相が２１日、「コメは買ったことがない」などと発言した江藤拓農林水産相を事実上更迭したのを受け、日本共産党の小池晃書記局長は同日、国会内で記者会見し、「石破首相の任命責任、更迭を引き延ばした責任は重大だ」と述べました。
小池氏は、石破首相が２０日の段階でも江藤農水相を続投させるなど、対応が後手後手になったと述べ、「コメ不足が深刻でコメの価格が上がり暮らしが大変ななか、マグマのようにたまっていた国民の怒りを政府はあまりに軽視していたのではないか」と指摘。更迭の引き延ばしが農政に対する不信をさらにあおる結果になったと批判しました。
その上で、「問題の背景にはコメの価格高騰に対する無為無策がある」と強調。後任の農水相には、抜本的な米価引き下げの対策をとり、安定的にコメを供給する責任を果たすよう求めるとともに、「減反政策で生産量を抑えてきたことが価格高騰の大きな原因でもある。農政の抜本的な転換を求めていきたい」と述べました。