赤旗2025年6月10日付
日本共産党の小池晃書記局長は9日、国会内で記者会見し、内閣不信任決議案や解散・総選挙をめぐる動きが報じられるなか、終盤国会と参院選に臨む基本姿勢について「いま野党に求められているのは、衆院での自公過半数割れに続いて、参院でも自公を過半数割れに追い込むことにある」と主張しました。
小池氏は、日本共産党としては自公とともに補完勢力の日本維新の会や国民民主党などにも厳しい審判を下すことを訴えてたたかうと発言。同時に「参院でも自公を過半数割れに追い込むことは重要な意義をもつ」と指摘しました。
昨年の総選挙で自公を少数に追い込んだことが、維新や国民民主の妨害を受けつつも、高額療養費の上限引き上げを凍結させ、企業・団体献金禁止を国会審議の俎上(そじょう)に乗せたことや、選択的夫婦別姓制度の28年ぶりの国会審議の開始など「国民の願いの実現に向けた力を発揮している」と強調。参院でも自公を少数に追い込むことには重要な意義があり、そのためには「日本共産党の躍進がなにより重要だ」とし、同時に「市民と野党の共闘の可能性を積極的に追求していきたい」と述べました。
野党間の共闘のためには▽共闘の意思の確認▽基本政策の合意▽対等平等・相互尊重の立場にたった選挙協力―の3点が必要だと述べました。