日本共産党 書記局長参議院議員
小池 晃

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小池晃の活動報告

被爆80年 長崎市が式典 核抑止を批判

2025年08月12日

赤旗2025年8月10日付

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(写真)追悼の列に並ぶ参列者=9日、長崎市の平和公園

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(写真)献花する小池晃書記局長=9日、長崎市の平和公園

 長崎市は9日、同市の平和公園で、被爆80年の平和式典を開きました。鈴木史朗市長は「長崎平和宣言」で、日本政府に対して一日も早い核兵器禁止条約への署名・批准、「核抑止」に頼らない安全保障政策への転換を求めました。石破茂首相はあいさつで、核なき世界の実現に向けた取り組みを主導すると言いながら、禁止条約には一切触れませんでした。

 

 朝からの土砂降りの雨が直前に上がり、被爆者が合唱しました。鈴木市長は平和宣言で、国連で被爆者として初めて演説した故・山口仙二さんの訴えの一節を引用し、「長崎を最後の被爆地とするためには、核兵器廃絶を実現する具体的な道筋を示すことが不可欠だ。先延ばしはもはや許されない」と力を込めました。日本政府に、被爆者と認められていない「被爆体験者」の一刻も早い救済を要請しました。(「長崎市長の平和宣言」全文)

 

 被爆者代表の西岡洋さん(93)は「平和への誓い」で「絶対に核兵器を使ってはならない、使ったらすべてがおしまいです。この美しい地球を守りましょう」と呼びかけました。(「平和への誓い」全文)

 

 式典には約2600人が参加。この1年間で確認された原爆死没者3167人を含む累計20万1942人分の名簿が納められ、原爆投下時刻の午前11時2分から1分間黙とうしました。

 

 日本共産党の小池晃書記局長、田村貴昭、本村伸子、辰巳孝太郎の各衆院議員、仁比聡平、岩渕友、白川容子の各参院議員が参列。小池氏が献花しました。

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