日本共産党 書記局長参議院議員
小池 晃

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民団が「光復節」記念式典 小池書記局長が祝辞

2025年08月19日

赤旗2025年8月16日付

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(写真)民団の「光復節」中央記念式典であいさつする小池氏=15日、都内

 在日本大韓民国民団(民団)は15日、都内で日本の植民地支配からの解放80周年の「光復節」中央記念式典を開きました。

 

 訪韓中の民団中央本部の金利中(キム・イジュン)団長に代わり金成日(キム・ソンニル)副団長があいさつ。式典の決議は、「韓日両国の平和と安寧のため友好親善交流の更なる発展に尽力する」とともに「ヘイトスピーチと排外主義の蔓延を阻止し、在日同胞の尊厳と人権を守り、共生共栄社会の実現を期する」と強調しました。

 

 立民、社民、公明の各党代表が来賓あいさつ。日本共産党からは小池晃書記局長が祝辞を述べました。

 

 小池氏は、日韓間の往来や交流がかつてなく活発なのはうれしいとしつつ、「心通う両国関係には、日本が侵略戦争と植民地支配に対する反省をしっかり土台にすえることが不可欠」と強調し、大きな拍手を受けました。

 

 「植民地支配と侵略」への反省を表明した1995年の「村山談話」、日本軍「慰安婦」について軍の関与と強制性を認めた93年の「河野談話」、韓国に対する植民地支配への反省を表明した98年の「日韓共同宣言」の三つの文書の重要性にも触れ、「その後の日本政治には逆行が生まれた」と述べました。

 

 戦後80年にあたり石破首相は逆行を清算し、歴史問題に関する三つの文書の継承を明確に表明すべきだ、と小池氏が求めると、拍手がわきました。

 

 さらに小池氏は、外国にルーツをもつ人々や移民に怒りや不満の矛先を向ける排外主義・極右的な潮流の根底には、過去の侵略戦争と植民地支配に対する無反省があると指摘。

 

 「在日の皆さんをはじめ外国にルーツをもつ人々への差別をあおることは、人権と民主主義を踏みにじるもので、決して許されない。戦前から朝鮮とアジアの皆さんと連帯し、侵略と植民地支配に反対した歴史をもつ党として、こうした潮流とは断固として闘う」と表明しました。

 

 永住資格取り消しを可能とした入管法の見直し、ヘイトスピーチ・ヘイトクライム根絶、永住外国人の地方参政権実現についても、超党派で引き続き取り組むと述べました。また、山口県宇部市の長生炭鉱での、戦時中の朝鮮の強制動員労働者を含む遺骨の収容に向けた日韓市民の協力について、小池氏が国会質問で取り上げ、石破首相が「どのような支援を行うべきか検討したい」と答弁したことを紹介。日韓両国のさらなる友好、共生社会の実現のために、引き続き頑張ると、決意を述べました。

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