赤旗2025年9月7日付
![]() (写真)「慰霊之碑」前で追悼舞を捧げる曺和仙さん=6日、横浜市西区 |
「関東大震災時朝鮮人虐殺の事実を知り追悼する神奈川実行委員会」は6日、横浜市西区の久保山墓地にある「関東大震災殉難朝鮮人慰霊之碑」前で「朝鮮人虐殺102年神奈川追悼会」を行いました。神奈川朝鮮中高級学校中級部の生徒による合唱、同市在住の在日3世の舞踊家、曺和仙(チョウ・ファソン)さんによる追悼舞が披露されました。
「呼びかけ」として運営委員らが「生者と死者はどうすればつながることができるのか」と問いかけ、虐殺の歴史事実を掘り起こす試みと、明らかにした事実を朗読劇で表現しました。
実行委員会の山本すみ子代表は、横浜市との話し合いを報告。追悼会への市長の出席または追悼文を寄せることや、犠牲者の碑を建立することなどを市に求めたが受け入れられなかったとして、「虐殺を見ずして現在の差別を見抜くことができるのか」と批判。選挙で流された数々のデマに多くの人が賛同したことは、関東大震災時と「非常に似た状況が表れつつある」として、歴史事実を見ることが重要だと強調しました。
日本共産党から小池晃書記局長、畑野君枝元衆院議員、木佐木忠晶県議、古谷靖彦、みわ智恵美の両横浜市議が参加。小池氏があいさつし、「決して過去の問題ではなく、今の日本が問われている。日本共産党は外国人差別を許さない。ともに生きる希望を語っていく」と決意を述べました。
社民党の福島瑞穂党首もあいさつ。立憲民主党の国会議員がメッセージを寄せ、無所属の市議らも参加しました。