赤旗2025年9月9日付
![]() (写真)記者会見する小池晃書記局長=8日、国会内 |
日本共産党の小池晃書記局長は8日、国会内で記者会見し、石破茂首相の辞任表明を受けた自民党総裁選や臨時国会を巡る動きについて問われ、「国会が開かれるのが早くて10月末になりかねず、そうなれば7月20日の参院選の投開票から3カ月だ。時間の浪費としか言いようがない不毛な党内抗争だ」と批判し、「すみやかに臨時国会を開くべきだ」と主張しました。
自民党総裁選を巡っては、10月4日投開票で最終調整中だと報道されています。小池氏は「いま自民党で行われている議論はこの国をどうするかという議論ではなく、自民党をどう守るかという議論ばかりだ」として、「時間の浪費というほかない」と批判。早期に新総裁を決め、すみやかに臨時国会を開くことが国民に対する責任だと強調しました。
小池氏は、裏金問題や物価高対策、アメリカいいなりの大軍拡、排外主義の問題など、どの問題でも自民党政治は打開の方策を示せず深刻な矛盾に直面していると指摘。「参院選が終わってからの権力闘争に国民はうんざりしている。その上、こうした出口のない状況になっている。この状況を打開するためにも、日本共産党が第6回中央委員会総会で呼び掛けた“新しい国民的・民主的共同”を広げ、自民党政治を終わらせなければならない」と主張しました。