日本共産党 書記局長参議院議員
小池 晃

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小池晃の活動報告

地域医療守ろう このままでは村から医者がいなくなる― 東京で集会 国に財政措置要求 小池氏ら出席

2025年10月31日

 

 医療機関の経営悪化、人手不足は危機的状況だとし、全国保険医団体連合会(保団連)が30日、「地域医療をまもろう!診療報酬の大幅引き上げを求める大集会」を東京都内で開催しました。会場とオンライン合わせ530人が参加。日本共産党はじめ超党派国会議員が出席しました。医療団体連絡会議が共催。


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(写真)診療報酬の大幅引き上げを求める集会に参加する日本共産党の小池氏(左から5人目)と保団連の竹田会長(その2人おいて右)ら=30日、東京都千代田区

 保団連の竹田智雄会長は、岐阜県のある村で唯一の診療所の医師が引退し、保険医協会の医師が日替わりで診療している事例をあげ、「ギリギリの状態で地域医療が成り立っている。これ以上進めば、崩壊してしまう」と危機感をあらわにしました。

 全日本民主医療機関連合会の寺山公平事務局次長は、自民、公明、維新が合意した医療費4兆円削減の白紙撤回を求め、「戦争の準備へのお金をいますぐ社会保障の充実に充てるべきだ」と力を込めました。

 愛知県保険医協会の浅海嘉夫副理事長は、同県内の医療機関からの切実な声を紹介。社会保障費への国費投入が少ないことを批判し、患者負担にさせない診療報酬の引き上げが必要だと語りました。

 日本医療労働組合連合会の松田加寿美書記次長は、ケア労働者の賃上げを求める署名運動の活動をアピール。ケア労働者の賃上げ率は他産業に比べ圧倒的に少ないとし、「全てのケア労働者が差別なく処遇改善につながる施策を」と訴えました。

 集会では、政府に対し一刻も早い財政措置の実施と来年度診療報酬改定での10%以上の引き上げを求めるアピールを採択しました。

 日本共産党から小池晃書記局長、田村貴昭衆院議員、白川容子参院議員が出席しました。小池氏は、米国いいなりで軍事費増に突き進む高市早苗自維政権を批判し、「国民の命を守る医療にこそ税金を使うべきだ」と述べました。

 同集会に引き続き開かれた、「歯科の未来を総枠拡大で切り拓(ひら)く!」と題した歯科決起集会には、同党の山添拓参院議員も出席しました。

赤旗2025年10月31日(金)

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