赤旗2023年1月24日付
全国革新懇は23日、東京都内で代表世話人会を開き、岸田政権が大軍拡を進める中で、同日に開会した通常国会の課題などについて意見を交流しました。日本共産党の小池晃書記局長が参加しました。
参加者は、今国会は岸田政権の大軍拡―「戦後の安全保障政策の大転換」を問う歴史的な国会になると強調。「安保3文書」をめぐり、▽国会に諮らず閣議決定だけで決めた「やり方」▽歴代政権の憲法解釈を覆す敵基地攻撃能力の保有▽「専守防衛に徹し、他国に脅威を与える軍事大国にならない」「自分の国は自分で守る」という「二つの大ウソ」▽5年間で43兆円の大軍拡―など主要な問題が上げられました。
大軍拡について、「財源論に論点をそらすのではなく、大軍拡そのものが大問題だと正面からたたかう立場が求められる」との意見が出されました。
一致点を大事にして運動を広げ、野党共闘を再構築することも今国会の大きな課題だとの意見が出されました。
各分野からも、大軍拡に対する危機感や世論の変化、運動を広げる決意が活発に語られました。
2月9日に開催される「全国革新懇シンポジウム」の内容などが報告されました。