日本共産党 書記局長参議院議員
小池 晃

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「止めるぞインボイス」 小池氏 クリエーターらと懇談

2023年09月19日

赤旗2023年9月16日付

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(写真)懇談する(左から)野館稔史、鈴木ひろ子両品川区議、ブンサダカ氏、小池晃書記局長、岡本麻弥、bomi、城戸啓佑、諸星たおの各氏=14日、参院議員会館

 日本共産党の小池晃書記局長は14日、品川区在住のアニメクリエーターや小劇場の俳優、カメラマンなどが立ち上げた「品川フリーランスの会」が主催するユーチューブ番組に出演し、インボイス制度の問題点や制度中止に向けた今後の取り組みについて懇談しました。「ガンダム」シリーズなどで知られる声優の岡本麻弥さんと日本共産党品川区議団の鈴木ひろ子、野館稔史両区議も参加しました。

 

 番組は「直前で止めるぞインボイス制度!」の掛け声でスタート。品川区在住の小池氏が「インボイスの本質は大増税だ」「多くの人に影響することがはっきりしてきた」と指摘すると、岡本さんも「企業の経理担当者からの悲鳴も聞こえている。エンタメ業界だけではなく、制度にかかわらない人はいない」と強調。インボイス制度反対の運動を広げることで「私たちが主権者であるということの気づきにもなるのではないか」と述べました。

 

 CGクリエーターのブンサダカさんは「アニメ業界はわかりやすく打撃を受けている。新人声優の場合、ひと月の売り上げが10万円いかないこともあるが、そこから1割税金に取られてしまうのは深刻だ」と訴えました。俳優の城戸啓佑さんは「憲法25条の生存権も侵害するという指摘があるが、その通りだ。健康で文化的な最低限の生活を保障する権利を侵害するのではないか」と発言。小池氏は「社会保障は切り捨てられる一方で、軍拡で43兆円もの予算が使われている。そういう意味でも生存権を壊す制度だ」と話しました。

 

 小池氏は、同会が品川区議会に制度中止を求める請願を提出したことについて質問。イラストレーター兼漫画家のbomiさんは「国に地域から声を届けようと各地で請願を出す運動が広がっている。去年から始まりいまでは数えきれないくらいの地方で提出されている」と紹介しました。品川区議会では不採択となりましたが、交流する中で請願反対から賛成に変わった議員もいるとして、同会のメンバーらは「市民が立ち上がれば地元に根付いている議員は声を聞いてくれる」と話しました。

 

 最後に参加者から施行されてしまったら「終わりか」と問われ、小池氏は「実施すれば矛盾が出てくることは間違いないし、撤回、中止などの法案を出してやめさせることは可能だ」と強調。その上で、今後の取り組みについて「実施させないために力を尽くすとともに、たとえ強行されてもあきらめないことが重要だ。沖縄の人たちが辺野古新基地建設反対の問題で、『勝つ方法はあきらめないことだ』と言っている。インボイスも止める方法はあきらめないことだ」と語りました。

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