赤旗2025年7月10日付
![]() (写真)力強く訴える、はたやま和也比例候補(右)と小池晃書記局長=9日、北海道旭川市 |
日本共産党の小池晃書記局長(参院比例候補)は9日、はたやま和也参院比例候補とともに北海道旭川市、岩見沢市で街頭に立ち、参院選で「比例は日本共産党」と広げに広げ、北海道のコメ作り・農業を本気で守り支える政治の実現を訴えました。
小池氏は、今のコメ不足をつくり出したのは農家を赤字に追い込み切り捨ててきた自民党農政だと批判。旭川の周辺は日本有数の穀倉地帯だとして、一生懸命コメを作る農家を価格保障、所得補償で支え、消費者が安心してコメを食べられるようにするのが政治の責任だと述べました。国を守ると言いながら、コメの輸入まで言い出す自民党を批判し「国を守るなら、主食のコメを、野菜、酪農、畜産を本気で守ることこそ一番大事な仕事だ」と訴えました。
小池氏は、参院選の中で各党が外国人への攻撃を競い合う状況を批判。民族差別が戦争へとつながっていった戦前の歴史にふれ、特高警察の拷問がもとで31歳で亡くなった旭川ゆかりの日本共産党員の詩人・今野大力の詩「凍土を噛(か)む」を紹介しました。「殺す相手も 殺される相手も 同じ労働者の仲間 おれたちにはいま仲間を殺す理由はない この戦争をやめろ」。小池氏は「ここに103年、侵略戦争と民族差別に反対を貫いてきた日本共産党の原点がある。戦争への道を止めよう。その願いを共産党にたくして」と呼びかけました。
はたやま候補は、旭川でも病院の廃業や病棟閉鎖が相次いでいるとし、医療や介護の予算削減で足並みをそろえる自民、公明、維新、国民民主を批判。「命と健康をないがしろにする政党に厳しい審判を下し、日本共産党を伸ばして医療・介護を守る仕事をさせて」と力を込めました。