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小池 晃

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長生炭鉱水没事故 人骨発見で状況変わった 小池書記局長、厚労省に調査求める

2025年09月02日

赤旗2025年8月30日付

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(写真)厚労省担当者に聞き取りを行う小池書記局長(左)=29日、参院議員会館

 戦時中の1942年に山口県宇部市の長生炭鉱で発生した水没事故について、日本共産党の小池晃書記局長は29日、国会内で、政府による犠牲者遺骨収容に関する情報収集の状況などについて厚生労働省担当者から聞き取りしました。

 

 厚労省はこれまで、遺骨収集に関する専門家からの聞き取りでは「新たな知見はない」としてきました。小池氏は、聞き取り調査開始から3カ月も経ており、聞き取った内容や日程など詳細を明らかにするよう要求してきました。厚労省は公表を拒否し続けてきましたが29日に資料を開示。「5つの機関等」に4月と5月に聞き取りを実施した計11回の日付などのみが記され、5機関等の内訳や内容は一切公開しませんでした。

 

 小池氏は「これでは聞き取りの実態がまったく見えてこない。実際に聞き取りを行ったかすら証明できない」と指摘。厚労省担当者は「専門家のプライバシーに関わることで一切公表できない」との回答に終始しました。

 

 長生炭鉱では25日から26日にかけて犠牲者の遺骨とみられる人骨が相次いで発見されました。しかし厚労省担当者は「いまだ安全性への懸念があり、われわれの対応可能な範囲を超えている」と消極的な姿勢を崩しませんでした。小池氏は「遺骨が発見され、その位置もわかっている。もはや状況が変わったのであり、遺骨を発見したダイバーへの聞き取りと現地調査を行うべきだ」と要求しました。

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