日本共産党 書記局長参議院議員
小池 晃

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小池晃の活動報告

日本の畜産を守るため力を合わせよう 農水省前行動

2022年12月01日

赤旗2022年12月1日付

小池書記局長あいさつ

 

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(写真)連帯のあいさつをする小池晃書記局長=30日、農水省前

 30日、農林水産省前で開かれた「畜産危機突破緊急中央行動」で、日本共産党の小池晃書記局長が連帯あいさつしました。

 

 小池氏は、畜産経営は餌代が2年前の2倍になるなどさまざまな費用が高騰するなかで、農畜産物の販売価格は低迷し、乳価は据え置かれているのが現状だと指摘。酪農はコロナ禍で強制的な減産が求められるなど莫大(ばくだい)な負担がのしかかっていると告発しました。

 

 一方で、政府が乳製品の大量輸入を続けながら、他国では当たり前の支援策を取ろうとしていないと批判。「乳を搾れば搾るほど赤字が出る。政府はこの声に応えるべきだ」と訴えました。

 

 餌代や肥料代の値上がりは、異常円安と国際的な価格上昇が原因であり、農家の責任ではないと指摘。農家や地域の努力だけで乗り越えられる限界を超えていると述べ、「畜産農家が生きるか死ぬかを迫られている時に政治の責任が問われている」と強調しました。

 

 小池氏は岸田政権の対応について、「一時しのぎにもなっていない」と批判。「補正予算にもまともな対策はなく、新たな対策は乳牛淘汰(とうた)だけだ。牛を殺せば金を出す。こんなことでは日本から酪農がなくなってしまう」と訴えました。

 

 その上で、日本共産党の「物価高騰から暮らしと経済を立て直す緊急提案」では、政府が飼料・肥料価格の高騰分を農家に直接補てんするよう求めていると紹介し、「牛を殺すために金を出すのではなく、牛を生かすためにこそ金を使うのが政府の仕事だ」と述べました。

 

 最後に、畜産・酪農は日本の農業生産額の36%を占める大事な事業だと強調し、「畜産危機を突破し、日本農業の未来を開くために今こそ力を合わせよう」と呼びかけ。「新鮮でおいしい国産の牛乳は国民の願いだ。本日の行動に寄せられた要望書を政府に届け、畜産・酪農を守り抜くために最後までみなさんと力合わせて頑張り抜く」と決意を表明しました。

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