日本共産党 書記局長参議院議員
小池 晃

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小池晃の活動報告

地方議員・統一地方選予定候補者オンライン決起集会

2023年02月21日

赤旗2023年2月21日付

小池書記局長の報告

 

 18日に開かれた地方議員・統一地方選予定候補者オンライン決起集会での小池晃書記局長の報告と、田口かずと名古屋市議団長、宇都宮ゆり東京・北区議予定候補、古田美知代徳島市議団幹事長の決意表明(要旨)は次のとおりです。


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(写真)新しいリーフを手に報告する小池晃書記局長

 

 全国の地方議員・統一地方選予定候補者のみなさん。連日の大奮闘に、心から敬意を表します。

 

 前半戦告示まであと1カ月あまりに迫った統一地方選挙は、いよいよ重大な意義をもつ政治戦となりました。

 

 岸田内閣がすすめる敵基地攻撃能力の保有と大軍拡は、「専守防衛」をかなぐり捨て、他国に対する先制攻撃にまで参加するという、戦後日本の国のあり方を大転換させるものです。絶対に許すわけにはいきません。「戦争か、平和か」――戦後最大の歴史的岐路のもとでの統一地方選挙、日本共産党の躍進で、岸田政権の大軍拡にノーの審判を下そうではありませんか。

 

 賃金が上がらず、長期低迷が続く日本経済に物価高騰が襲い掛かり、4月には1万品目もの食料品が値上げになると言われています。岸田政権が無為無策をつづけるなか、暮らし・福祉をよくする地方自治体の実現、国の悪政の防波堤となり、住民の願いが届く地方政治への前進が、どうしても必要となっています。

 

 みなさん。反戦平和を掲げ100年の歴史を刻んできた党の候補者として、国民の苦難軽減を立党の精神として頑張りぬいてきた党の候補者として、この歴史的政治戦をたたかいぬき、必ず勝利しようではありませんか。

 

7中総決定の「三つのカギ」を貫いて勝利をつかもう

 

 とりくみの到達点はどうでしょうか。第7回中央委員会総会決定・「手紙」の討議と返事を力に新しい努力と奮闘が開始されていますが、党勢拡大や宣伝・組織活動の現状のとりくみのテンポでは、大激戦となっている統一地方選挙の勝利の保障も、「130%の党」をめざす党づくりの成功もない――このことを率直に報告しなければなりません。

 

 そこで、きょう、7中総決定が提起した「三つのカギ」を貫いて勝利をきりひらくことを、全国の地方議員・予定候補者のみなさんに訴えます。

 

平和の党の大攻勢――党攻撃をはねかえして

 

 第一は、岸田大軍拡の背筋が凍るような中身を知らせ、平和の党の大攻勢をかけようということです。

 

 いま、この問題で核心をついた批判を行っているのは、日本共産党をおいてほかにありません。同時に国民にもまだ十分知らされていません。自衛隊が米軍に完全に融合して先制攻撃に参加すること、射程距離3千キロ、マッハ5以上の速度で相手国の奥深くまで届くミサイルを配備しようとしていること、相手国の司令部にも攻め込んで報復攻撃を招き日本が焦土と化す危険があることなど、大軍拡の危険きわまる中身を広げに広げましょう。署名とリーフをもって宣伝、対話、「折り入って作戦」で大攻勢をかけ、岸田政権への審判を訴えようではありませんか。

 

 いまマスメディアが、大軍拡反対の論陣を張るわが党への誹謗(ひぼう)中傷をくりかえしていることは重大です。松竹伸幸氏の除名の問題を使って、「異論を許さない党」「閉鎖的」などと事実に反する攻撃を行っていますが、わが党は志位和夫委員長の会見、一連の論文で明快に反論を行っています。これらをぜひ読んで論議して、全党が一つになって打ち破ろうではありませんか。

 

 みなさん。この攻撃の本質は、大軍拡に断固反対するわが党を攻撃し、その勢いを止めようとすることにあります。こんな卑劣な攻撃に絶対負けるわけにいきません。

 

 慶応大学名誉教授の小林節さんは、「しんぶん赤旗」のインタビューで、大軍拡を止めようと頑張る日本共産党にバッシングが強まっていることを痛烈に批判しています。

 

 良識ある方々がいま声をあげはじめています。ともに力をあわせて攻撃を打ち破り、大軍拡を止め、戦争する国にしないことを心から訴えるものです。

 

住民によりそい、政治を動かす党議員団の実績・値打ちを語りぬこう

 

 第二に、党地方議員団の抜群の実績・値打ちを、みなさんの思いを込めて、生きた言葉で語りぬこうということです。私たちの地方議員団の実績は、自民・公明、「オール与党」の妨害をはねのけてのものであり、これを語りながら「『オール与党』対日本共産党」の地方政治の対決構図を示していくことが大切です。

 

 私も各地の演説会をまわっておりますが、みなさんの抜群の役割と迫力ある訴えに、どこでも感銘を受けています。十人十色の地方議員、予定候補者の魅力に、なんとしても当選させたいという思いがあふれます。

 

 とりわけ、前回統一地方選挙からの4年間は、新型コロナ感染症というかつて経験したことがない危機のもとで、医療体制の強化、給付金の拡充、ワクチン接種の相談、住民の命を守りぬくために全力で走り続けてこられました。暮らしの悲鳴、子育ての苦労に心をよせ、子どもの医療費助成・無料化、学校給食の無償化、補聴器の購入助成を大きく広げてきました。わが党地方議員団の役割は、「地域を照らす希望の灯」であり、「暮らしを守る住民の命綱」です。そのみなさんの頑張りの集大成を、前半戦告示までの1カ月、語りぬきましょう。

 

 新人候補のみなさん、住民によりそい政治を動かす宝の議席を引き継ぎ、議席を増やす自らの決意を、新鮮に、そして思いっきり訴えましょう。

 

 3月予算議会が始まっています。「アピール合戦」「実績づくり」などと報じるメディアもありますが、わが党に「党利党略」はありません。予算議会でも、それこそ一筋に住民の願いを届け、地方政治を前進させるために奮闘しようではありませんか。

 

党をつくりながら選挙戦をたたかいぬく新しい挑戦を

 

 第三に、党をつくりながら選挙戦をたたかいぬく新しい挑戦を成功させることです。

 

 そのためには、候補者のみなさんの役割が何よりも大切です。候補者が「私を勝たせてほしい。働かせてほしい。そのためにあなたに党に入ってほしい」と、自分の勝利のためにも強く大きな党をと、迫力を持って入党・購読を訴えることは、対象者の心を揺り動かし、全党の同志を激励する決定的な力になります。

 

 「130%の党」をつくりながら選挙戦をたたかうという7中総を受けて、最初はとまどった候補者のみなさんも少なくないと思います。しかしいま、実践するなかで、「霧が晴れた」「党をつくりながらたたかうことがカギだ」という手応えをつかみはじめた経験が生まれています。

 

 「特別期間」で入党した新入党員が、全国各地で、宣伝カーの運転手、アナウンサー、ビラ配布や対話・支持拡大に新鮮な力を発揮しています。

 

 議員・候補者のみなさん。

 

 すべての支部で「手紙」を討議して「返事」を出し、「130%」に向けた3月末までの「中間目標」――前回統一地方選時回復・突破へ、党をつくりながらこの選挙戦をたたかいぬきましょう。

 

逆算で勝利に必要な課題をすべてやりぬく日々に

 

 みなさん。ここからの一日一日が、統一地方選挙の勝利、党員・読者拡大の「中間目標」達成、「折り入って作戦」と支持拡大の目標を期日までにやりとげるうえで成否をわける日々となります。

 

 国民の命と暮らしがかかったこの選挙、必ず勝利をつかみとろうではありませんか。

 

 私たちもみなさんとともにがんばります。

 

 

誇れる人生をと入党訴え

名古屋市議団長 田口かずとさん

 

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(写真)田口かずとさん

 愛知県は、全国唯一の県議空白を必ず克服し、名古屋市議選で前回獲得した5議席を絶対に確保し、議案提案権が持てる6議席以上の獲得をめざしています。私は、天白区で8期目の勝利を何としても勝ちとる決意です。

 

 7中総を受けて天白区の党は1月、5人の入党者を迎えました。そのうち2人は、「特別期間」中に支部が開いた「集い」に参加した方です。

 

 私は、昨年の「特別期間」では一人の入党者も迎えられず、じくじたる思いがあったのですが、先月入党した方のうち2人は、「特別期間」中に支部が開いた「集い」に参加した方なので、「特別期間」での努力が実ったと思っています。

 

 1月15日の天白区後援会の「新春のつどい」で私は、自身の入党物語を語り、「『戦争か、平和か』が問われる歴史的な岐路に立っているいま、日本共産党員として反戦平和のために悔いなく生きたと誇れる人生を送っていただきたい」と入党をよびかけました。訴えに応えて、後日、入党する方が生まれました。

 

 天白区の市議選情勢は、5議席をめぐって有力7人が争う大激戦です。

 

 私は、「新春のつどい」での訴えの最後に、「折り入って」のお願いをしました。

 

 「『130%の党』をめざす中間目標は、天白区では20人の党員、30人の『赤旗』日刊紙読者、100人の日曜版読者です。やりきることが勝利の最大のカギになります。入党をよびかける活動、『赤旗』をお勧めする活動にご協力をお願いします」

 

 天白区の党は、1月中に全支部・グループが「手紙」の討議を開始しました。党を強く大きくして、必ず勝利する決意です。

 

 

支部と連携して力尽くす

東京・北区議予定候補 宇都宮ゆりさん

 

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(写真)宇都宮ゆりさん

 私は民主商工会で13年間、中小零細業者支援に関わってきました。

 

 コロナ禍で国民健康保険料の減免や各種の給付金申請をしても給付の対象にならず、セーフティーネットから漏れてしまう方々を目の当たりにしました。

 

 定数は40。すでに55人ほどが立候補を表明し、有力新人候補が複数いる大混戦が見込まれます。

 

 宇都宮ゆりの支持をまわりに広げることや、新しい後援会員の紹介などを記載した「四つのお願い」のチラシとリーフを持ち、支部のみなさんと「力を貸してください」と後援会員を訪問しています。

 

 昨年10月、30代のJCPサポーターの方が「男女の賃金格差問題に取り組んでいるのは共産党しかない」と入党しました。街頭宣伝やチラシ配り、ポスター張りなど一緒に活動しています。

 

 ある支部は、「『130%の党』をつくるための全党の支部・グループへの手紙」の討議を力に「赤旗」読者の親子を党に迎えました。母親は「ずっと自分は党員のつもりで生きてきた」と話し、そろって入党してくれました。率直に声をかけて、入党を勧めることが大事だと感じています。

 

 北区の民青同盟は、20代の青年学生オーガナイザーの活躍で昨季は32人の同盟員を迎え、11日は2人の同盟員が入党しています。私も知恵を借りたいと思います。

 

 「130%の党」づくりを真剣に受けとめ取り組まないと、この選挙は勝ち抜けないということが「手紙」の討議で支部のみなさんと共有できたと感じています。支部のみなさんと連携して私自身も頑張り、力を尽くす決意です。

 

 

「党員拡大の日常化」決意

徳島市議団幹事長 古田美知代さん

 

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(写真)古田美知代さん

 今回が2期目の挑戦です。大軍拡・大増税をやめさせ憲法・平和・暮らしを守る政治に変えるため、上村きょう子前県議と私の議席獲得へ全力で頑張っています。

 

 昨年の「特別期間」に「折り入って作戦」で訪問した人、議会報告や党創立100周年記念講演会や決起集会に参加してくれた人に働きかけ、50代3人を含む7人を党に迎えました。正直に言うと、「1月からは支持拡大に専念しよう」と思っていました。しかし7中総の提起を受けて、「党の現状を見ると、党員拡大なしには勝てない。党員拡大の日常化が必要」と思い直しました。「この人なら『赤旗』を読んでくれるかな」「支持を広げてくれるかな」「入党してもらいたいな」という人に、支部と相談して働きかけています。

 

 2020年からつづけているコロナの相談活動で結びついた人を党に迎えています。ある支部では51歳の女性を党に迎えました。この女性が支部会議の様子を家族に話すと「楽しそう」となり、お母さんが入党。「集い」を通じてお姉さんも入党し、楽しく明るい支部になっています。

 

 24歳の男性は、相談会を始めたころからのお付き合いで何度も事務所に来る中で「赤旗」読者になり、1月に入党。元自衛隊員の方も入党し、「自衛隊で受けた教育と本当の共産党は全然違う。いろんな人に相談したけど、解決まで力を尽くしてくれたのは共産党だけ。健康を取り戻し、私の今があるのは、共産党のおかげ」と話しています。

 

 「130%の党」をめざしながら、県議2議席、市議5議席を勝ちとるために、最後まで頑張ります。

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