日本共産党 書記局長参議院議員
小池 晃

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小池晃の活動報告

暴走村井県政と正面対決 宮城県議選 共産党勝利へ 石巻・塩釜・多賀城 小池書記局長駆ける 来月13日告示

2023年09月25日

赤旗2023年9月25日付

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(写真)三浦一敏県議(左)とともに訴える小池晃書記局長=24日、宮城県石巻市

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(写真)声援にこたえる小池晃書記局長(左)と天下みゆき県議=24日、宮城県塩釜市

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(写真)声援にこたえる小池晃書記局長(左)と藤原ますえい県議予定候補=24日、宮城県多賀城市

 宮城県議選(10月13日告示、22日投票)が目前に迫る中、日本共産党の小池晃書記局長は24日、石巻、塩釜、多賀城の3市をまわり「県民の声に耳を貸さず、暮らしに背を向け暴走する村井嘉浩県知事と正面から対決する共産党5議席を絶対に守り抜き、議席増を勝ち取って、県民の声が通る県政へ」と演説しました。三浦一敏(石巻・牡鹿)、天下みゆき(塩釜)両県議、藤原ますえい県議予定候補(多賀城・七ケ浜)が訴え。石巻では、齋藤正美市長が応援に駆けつけました。

 

 小池氏は「住民の命を支える四つの病院を守るのか、再編統合を許すのかが、県議選の最大の争点だ」と指摘。村井知事が任命した県の審議会の大半が精神医療センターの移転に反対し、東北労災病院も「審議会の理解が絶対条件だ」としているにもかかわらず、「審議会がどういう結論を出そうが私の結論は変わらない」と公言する知事を「まるで独裁者ではないか」と痛烈に批判しました。

 

 県政与党の自民・公明両党が、病院つぶし計画そのものには反対せず選挙をやり過ごそうとしているなか、知事が「私を止められるのは県議会だけ」と述べていることをあげ、「それならば、日本共産党の議席を増やし、この暴走を止めよう」と訴えました。

 

 小池氏は、村井知事が県営住宅の全廃方針も打ち出していると告発。大半が高齢者の単身世帯で新たに住宅を探すことが困難であり、「入居者をまるでモノのように追い出そうとしている」と批判しました。公営住宅の応募倍率が3・1倍だと明らかにし、廃止でなく建て替えと補修を求めている党県議団の主張を紹介しました。

 

 小池氏は、村井県政が住民の命や暮らし、生業(なりわい)は二の次に、なんでも民営化の路線に突き進んできたとし▽仙台空港民営化▽水道事業民営化▽広域防災拠点計画―を事例として列挙。水道は民営化後に水質汚濁が問題となり、防災拠点計画は延期が続き事業費が膨らむなど「大失敗が明らかになりつつある」と指摘しました。

 小池氏は、隣の岩手県の達増県政が、宮城県が2年で打ち切った被災者の医療費免除を11年続け、津波で破壊された三つの県立病院を再建して、全国で一番多い20の県立病院体制を守ったことを紹介。「岩手にできることが宮城でできないわけがない。宮城県は東北で一番財政力が豊か。1兆円を超える財政力を県民の暮らしのために使えば、東北で一番暮らしによりそう県政が実現できるはずだ」と力を込めました。

 

 小池氏は、村井県政の暴走に「なんでも賛成」の自公多数の県議会のもと、▽宿泊税導入や県立美術館移転の撤回▽県立高校へのエアコン設置やタブレットの無料化▽子ども医療費助成制度の拡充―など県議団が果たした実績を力説しました。

 

 さらに、▽学校給食無償化▽医療・福祉・教育機関への光熱費補助▽値上がりするLPガス料金への補助―など県議団が県に行った物価高騰の緊急要望の内容、建設業者や農家、漁業者への緊急支援などをあげ、共産党の勝利で「県政を変える仕事をやってもらおう」と訴えました。

 

 国政について話を進めた小池氏。岸田政権が、東京電力福島第1原発の汚染水(アルプス処理水)の海洋放出を強行したことについて、「『関係者の理解なしにはいかなる処分も行わない』という8年前の約束を完全に投げ捨てたものだ」と痛烈に批判。岸田文雄首相が「今後、数十年間、全責任を持って対応すると約束する」と述べているが、「8年前の約束を守らない人たちを信用できるわけがない」と断じました。

 

 現在「汚染水とよぶな」など、「まるで『言葉狩り』だ」と断じた小池氏は、「原発事故で溶け落ちたデブリに接しセシウムやストロンチウムなど放射性物質で汚染された水だ」と指摘し、「これでは漁業者の理解を得ることはできない」「三陸の水産業にも、東北の復興にも大打撃になる」と述べ、海洋放出の中止とともに、日本産の水産物全ての輸入を禁止した中国政府などと打開にむけた徹底的な議論を行うべきだと主張しました。

 

 

 小池氏は、岸田政権が、▽モルタルで固める▽大型タンクで保管する▽広域遮水壁で汚染水の増加を止める―方策を検討せず、「海洋放出ありき」に固執するのは、「原発回帰に突き進もうとしているからだ」と批判し、女川原発は再稼働せず廃炉に、原発ゼロと再生可能エネルギーへの転換が必要だと説きました。

 

石巻 三浦予定候補訴え

 

 

 石巻・牡鹿区の三浦一敏予定候補は、村井県政は被災者医療費免除を2年で打ち切り、県営災害公営住宅もつくらなかったと指摘。「4病院再編に県営住宅廃止にとどんどんひどくなる県政を変えなければならない」と訴えました。

 

塩釜 天下予定候補訴え

 

 定数2の塩釜区の天下みゆき予定候補は、4病院再編・移転で暴走する村井知事を批判。「助長させてきた自公の責任は重大です。知事の暴走にノーの審判を下す県議選にしましょう」とよびかけました。

 

多賀城 藤原予定候補訴え

 

 自民党が議席を独占する多賀城・七ケ浜区の藤原ますえい予定候補は、県営住宅廃止計画に対し多賀城八幡住宅の住民から住まわせてほしいとの意見が相次いだと紹介。「県議会へ届けることは自民党にはできない。私を県議会へ」と力を込めました。

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