日本共産党 書記局長参議院議員
小池 晃

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大分 ミサイルの町にさせぬ 日出生台演習場・湯布院駐屯地 小池書記局長、住民に聞き取り

2025年09月24日

赤旗2025年9月22日付

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(写真)日出生台演習場で日米共同演習を視察する(左から)小池晃書記局長、山下魁大分県書記長、日浦てるひで由布市議予定候補=21日、大分県玖珠町

 日本共産党の小池晃書記局長は21日、最大規模の日米共同演習「レゾリュート・ドラゴン25」が行われている大分県の日出生台(ひじゅうだい)演習場と、今年3月にミサイル部隊が新設された陸上自衛隊湯布院駐屯地(同県由布市)を視察しました。地元住民らと懇談し、基地や訓練の実態について聞き取りました。

 

 同演習場では「12式地対艦誘導弾」を展開する対艦戦闘訓練や、日米の垂直離着陸機オスプレイを使った患者の輸送訓練などが行われています。

 

 陸自湯布院駐屯地には12式地対艦誘導弾の発射装置が、子どもたちが遊ぶ住宅地のすぐ近くに置かれていました。日出生台演習場内には、野営する隊員のテントや自衛隊車両が点在。周囲の公道では、大型の砲を有する機動戦闘車などと頻繁にすれ違いました。

 

 演習場に隣接する小野原地区に住む女性(62)は、地元の畜産農家が牧草をこの時期に刈っているが、訓練によってできなくなったと説明。「飼料も高騰する中、みんな困っている」と訴えました。

 

 湯布院駐屯地には、3月に第8地対艦ミサイル連隊が新設。射程1000キロに延ばす「12式地対艦誘導弾能力向上型」の配備が狙われていると報じられています。

 

 「湯布院ミサイル問題ネット」の鯨津(ときつ)憲司さんは、湯布院の上をオスプレイが飛行し、部隊の新設に関する住民説明会すら開催していないと紹介。日出生台演習場では「訓練が質量ともに上がり、実際の戦闘場面をつくって訓練しているように見える」と懸念を語りました。「ローカルネット大分・日出生台」の浦田龍次事務局長は、駐屯地内で空包射撃などが行われ「周辺に強い音圧が伝わる」と語りました。

 

 小池氏は「日出生台演習場をはじめ大分は、安保3文書に基づく軍事拠点とされ、訓練が激化していると実感した。温泉の町・湯布院の空をオスプレイが飛び回るのは大問題であり、観光の町をミサイルの町に絶対にしてはならない」と強調しました。

 

 視察には、党大分県委員会の山下魁(かい)書記長、日浦てるひで由布市議予定候補が同行しました。

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