日本共産党 書記局長参議院議員
小池 晃

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かけある記

小池晃の活動報告

デモクラシーハウス 党議員ら参加

2025年05月07日

赤旗2025年5月7日付

 6日のJCPサポーター企画「デモクラシーハウス」では、暮らしやジェンダー、パレスチナ・ガザ、「SNSと政治」など多彩なテーマで、参加者と日本共産党議員が語り合いました。

 

やさしい、まっとうなSNS発信を

 

田村智子氏語る

 

 「SNSと政治・社会」―田村智子委員長と気候アクティビストのeriさん、STOPインボイスの活動に取り組んできた小泉なつみさん、作家のアルテイシアさんは、つながるツールとしてのSNSの活用について語り合いました。

 

 田村さんは「社会進歩を広げるツールとしてSNSを活用していきたい」と語り、SNSに取り組んできた3氏の経験について質問。eriさんは、環境問題はじめ、日常のベースのなかに政治課題を入れインスタグラムで発信してきたと発言しました。

 

 小泉さんは、STOPインボイスのオンライン署名を始め、日本で最多の58万を集め政府に提出した活動を紹介。アルテイシアさんは、性暴力をなくすため第三者の行動を呼び掛ける「アクティブ・バイ・スタンダー(行動する傍観者)」の映像が注目された経験を語りました。

 

 田村氏が、自身のインスタライブでは「消費税に対する怒りなど思いつくまま素でしゃべっている」と述べると、eriさんは「田村さんは自分の言葉で語り怒る。SNS向き」と指摘。田村氏は自身のユーチューブチャンネルについて「あおるのではなくみんなが安心して話せるものに。これをめざす方向性にしている」と語りました。

 

 リアルなつながりについて、eriさんは「デモやマーチ、勉強会も開いている。きずなが広がりポジティブになる」、小泉さんは、署名提出で紙の重さを感じたとして「SNSとリアルは両輪」と語りました。

 

 「共産党はSNSにどんなイメージを」との質問に田村氏は「信頼できる情報をわかりやすく、そして深掘りすること」「分断、フェイクと違う空間をつくれる。自分が豊かになる発信の仕方を探求しあえたら」と答えました。eriさんは「やさしい、まっとうなSNSを共産党から」と期待を込めました。

 

ジェンダー平等 みんなで編もう

 

小池氏が参加

 

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(写真)語り合う(左から)小池晃書記局長、アルテイシアさん、吉田紋華三重県議=6日、東京都渋谷区

 ジェンダー平等を求める声をみんなで上げよう―。「モヤモヤを語ろう~ジェンダートーク」で作家のアルテイシアさんと日本共産党の小池晃書記局長、吉田紋華(あやか)三重県議が縦横に語り合いました。

 

 「モヤモヤを出して」と小池さんが切り出すと、吉田さんは公共施設のトイレに生理用品がない経験をネットに投稿したら殺害予告を受けたと紹介。アルテイシアさんは「声を上げる女性を罰したいミソジニー(女性嫌悪)が強い」、小池さんは「他党の国会議員からも反響が。吉田さんの発信は大きな影響を与えた」と語りました。吉田さんも「『個人的なことは政治的なこと』と伝えたい」と述べました。

 

 アルテイシアさんの「モヤモヤ」は、JCPサポーターの企画で痴漢問題を話した際、年配の男性に笑われたこと。「性暴力を『エロネタ』と捉える男性が一定いる」と語りました。小池さんは「ジェンダーは男性こそが理解しないといけない」と、アルテイシアさんの著書を紹介しました。

 

 会場から「いつになったら選択的夫婦別姓が実現するか」と質問が。小池さんは「すでに選択的夫婦別姓賛成が多数派だ。いつかじゃなく今年やろう」と答えると拍手が起こりました。

 

 最後にアルテイシアさんは「社会はセーターを一針一針編むようにしか変わらない」との言葉を紹介し、「みんなで編めばいつか完成する。一緒にセーターを編もう」と強調。小池さんも「声を上げ続けるのが大事だ」と語りました。

 

あなたの困ったから政治変える

 

吉良・池川氏熱弁

 

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(写真)対談した(左から)サポーターのゆかさん、吉良よし子参院議員、池川友一都議=6日、東京都渋谷区

 あなたの“困った”からはじまる―暮らしの声が政治を変える―。JCPサポーターのゆかさんと吉良よし子参院議員、池川友一都議は、学校給食無償化、人権侵害の校則是正など、市民とともに実現させてきた共産党の取り組みについて議論を交わしました。

 

 吉良さんは学校給食無償化にむけ、自治体は全額無償化への補助を禁じないとの文科相答弁を引き出した自身の国会質問を紹介。「そこからが共産党の底力です」と全国の議会で共産党議員が論戦した結果、多くの自治体で給食無償化が進んだことを話しました。

 

 池川氏は、4回にわたり条例案を提出するなど都内すべての自治体で無償化を実現させた党都議団の実績を説明。吉良さんは「一つひとつの声が政治を動かす力。その声を届けるのが共産党」と強調しました。

 

 吉良さんは、黒毛強制や下着チェックなど、問題校則を国会で取り上げ、“児童・生徒の声を聞いて校則を変えていくのが望ましい”との答弁を通じ是正にむけ前進させたと話しました。池川さんは、ツーブロックの髪形禁止という都立高校の校則をゼロにした自身の活動について語り「出発点は『困った』という声。きちんと受け止め政治の課題にするのが議員の役目」と指摘しました。

 

 ゆかさんは「困っている市民の声をアンテナ張って受け取って動く大事な政治家を増やしたい。チャンスは選挙です」と指摘。吉良さん、池川さんは、都議選、続く参院選での共産党の勝利を訴えました。

 

パレスチナに希望を 何ができるか

 

山添氏トーク

 

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(写真)対談する(左から)山添拓政策委員長とガザ地区出身のアイダさん=6日、東京都渋谷区

 パレスチナ・ガザ地区出身のアイダさんと日本共産党の山添拓政策委員長が「パレスチナに希望を」と題してトークする企画。イスラエルによる虐殺が続く現状や、市民に何ができるか語り合いました。

 

 ガザの現状についてアイダさんは、糖尿病を患う義理の母が医者にかかれず、親戚には遺体の隣で子どもを出産した人がいると紹介。「生活に最低限なものさえなく、毎分毎秒殺されている状況だ」と声をつまらせ、「パレスチナ人が出ていけばイスラエルや米国にガザが利用される。ガザは大切な場所で出て行くことはない」と訴えました。

 

 山添さんが「市民に何ができるか」と話を振ると、アイダさんは「イスラエルを支援する企業がいるのでBDS(ボイコット、投資撤退、制裁)運動に注目を。ご自身で何か行動を始めてほしい。パレスチナ人はどんなサポートも必要としている」と訴えました。

 

 山添さんはイスラエルを擁護する日本政府に抗議し、参院選を通じて世論を広げることが重要だと強調。最後にアイダさんは「歴史の正しい側に立ってください。パレスチナに自由を!」と訴えました。

 

 トークは、パレスチナ料理の教室を開くアイダさんが8時間かけてつくった中東のパン「ピタパン」を「ハンムス」(ひよこ豆のディップ)につけて食べながら進行し、山添さんも「おいしい」と笑顔。企画後には会場で販売されました。

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