赤旗2025年5月10日付
![]() (写真)懇談する日弁連の(左から)安田事務次長、寺町副会長、磯谷常務理事と田村委員長(右)、小池書記局長=9日、党本部 |
選択的夫婦別姓制度の今国会での実現をめざし、日本弁護士連合会の寺町東子副会長、磯谷文明常務理事、安田伸一事務次長は9日、日本共産党の田村智子委員長と小池晃書記局長にたいし、同制度実現にむけた協力を要請しました。
日弁連は通常国会が終盤を迎える中、理事らが各党への要請行動を続けています。寺町副会長らは9日午後、党本部を訪問。懇談で田村、小池両氏は、「全力をあげて、今国会での成立をめざす」と応じました。
寺町氏は、「昨年、渕上玲子さんが女性初の日弁連会長に就任した。95%の女性が改姓を強いられているなか、選択的夫婦別姓を真ん中の課題にする」と表明。「『通称使用の拡大』という動きもあるが、ビジネス上では混乱を招く。人権問題です」と述べました。その上で、「打開の道はどこに?」と述べました。
田村氏は「みなさんの活動に敬意を表します」と語り、「私たちも国会での審議開始を迫り、参考人質疑なども行い、大きな世論形成につなげたい」と強調。小池氏は、共産党として立憲民主党提出法案に賛成すると述べ、「一日も早く国会での審議を始め今国会で成立させたい。決定的なのは世論」と語りました。
日弁連は15日に、参院議員会館で、選択的夫婦別姓制度の導入を求める院内学習会を開きます。