赤旗2025年7月7日付
![]() (写真)はたやま和也比例候補(右)、伊藤岳選挙区候補(中央)とともに参院選での躍進を訴える小池晃書記局長=6日、埼玉県川口市 |
日本共産党の小池晃書記局長は6日、埼玉、千葉の両県を駆け、参院選でアメリカいいなりの大軍拡、戦争への道を止めるため「(党創立)103年の歴史を通じ、侵略戦争と民族差別に反対を貫いてきた日本共産党への支持を広げてください」と熱く訴えました。
さいたま市・大宮駅前と川口市・川口駅前で小池氏は、強い日差しのなか、伊藤岳埼玉選挙区候補、はたやま和也比例候補とともにマイクを握りました。
トランプ米大統領が求める国内総生産(GDP)比3・5%の大軍拡に応じれば、暮らしも社会保障も破壊されると指摘。国際法も国連憲章も無視してイランに対する先制攻撃やイスラエルによるガザでの虐殺を支援する米国に付き従う政治は転換をと訴えました。
東南アジア諸国連合(ASEAN)が実践する対話と協力の安全保障の枠組みを東アジアに広げる提案を紹介。戦後80年、「憲法9条を持つ日本の政治家の一番やるべき仕事は徹底的な外交努力で絶対に戦争はさせないことだ。戦争への道を止めたいという思いは比例は共産党へと広げて」と呼び掛けました。
伊藤候補は、外国人に攻撃の矛先を向ける主張について「自民党の悪い政治を覆い隠し、政権延命に手を貸す。自公政治を転換しファシズムへの道を止めるため、勝ち抜かせて」と力を込めました。
はたやま候補は、28年ぶりの選択的夫婦別姓法案の審議入りや、同性婚法制化に向けた機運の高まりにふれ「ジェンダー平等の流れを止めずに前に進める。尊厳を守る1票を共産党に託して」と訴えました。
演説に拍手を送った川口市の会社員(45)は、外国人差別をあおる政党の訴えなど「怖い方向に向かっていると感じる。後回しにされがちなジェンダー平等、外国人差別禁止を積極的に言っている共産党を応援したい」と語りました。
夕方の柏市・柏駅前では、白石ちよ千葉選挙区候補が、子ども2人を1人で育て食べることに困った自身の経験を語り「暮らしを守るため、消費税減税の実現に力を尽くす」と訴え。東葛病院職員が、地域医療は崩壊寸前だと述べ、社会保障予算を削減してきた政治を転換し、命が最優先される政治をと応援演説しました。