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小池 晃

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生放送!とことん共産党 安倍政権メディア介入の実態 小池氏ら映画めぐり語り合う

2023年03月23日

赤旗2023年3月22日付

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(写真)語り合う(左から)小池、古賀、内山、朝岡の各氏=20日

 岸田政権にも引き継がれている「安倍政治」を描くドキュメンタリー映画「妖怪の孫」が公開(17日)され話題になっています。20日夜の日本共産党のインターネット番組「とことん共産党」は、「徹底検証『安倍政治』 映画『妖怪の孫』製作者と考える」をテーマに、同映画の内山雄人監督と元経産省官僚・政治経済評論家の古賀茂明企画プロデューサーをゲストに迎え、小池晃書記局長と語り合いました。司会は朝岡晶子氏です。

 

 菅偉義前首相を描いた「パンケーキを毒見する」(21年)に続く作品で、小池氏と安倍晋三元首相との論戦も紹介されています。内山監督は、取材する中で「今の政治に直結していると思った」と語り、安倍政治を描いた映画だが、それが今の岸田政権の問題点につながっていると述べました。

 

 放送法の解釈変更問題に絡み、映画の中でも描かれている安倍政治のメディアへの介入が議論になりました。その中では、総選挙直前の2014年11月18日に安倍首相がニュース番組に出演し、番組の街頭インタビューの内容を批判した直後から、首相官邸が放送法の解釈変更を総務省に迫ったことと、それが、翌年の高市早苗総務相(当時)による放送法の解釈変更の答弁につながったことなど、安倍政権による介入の実態がリアルに語られました。

 

 古賀氏は、自身が出演していたテレビ朝日の「報道ステーション」にも、政権からの「圧力がかかっていた」と述べ、14年11月26日に自民党から番組プロデューサーに送られた文書には、直前に放送された番組で、アベノミクスが富裕層に利益があったと報じたことについて、「放送法4条の規定に照らして問題があると書かれている」と語りました。

 

 さらに古賀氏は、11月26日という日は、礒崎陽輔首相補佐官(当時)が総務省に、最初に電話をした日と一致すると指摘。「(当時)礒崎さんは官邸にいたわけです。政府の中で、圧力をかけていたんだけど、実は自民党と、官邸の礒崎さんの動きはシンクロしている。官邸と自民党がいかに一緒になってやっていたかがわかる」と強調しました。

 

 小池氏は「安倍氏がテレビの街頭インタビューに対して抗議した直後から、自民党が民放番組への介入を始め、同じ時期に官邸が総務省に対して、放送法解釈変更の圧力をかけ始めた。礒崎氏が1人でやっていたのではなく、安倍元首相と一体でやっていたのはないか」と指摘しました。

 

 内山監督も「なんで安倍さんは選挙に強いんだ」と考え、「(理由の)一つとしてメディア戦略があるんじゃないかという切り口で、見せよう」と映画で取り上げた問題意識を語りました。

 

 古賀氏は、間近に迫る統一地方選について岸田首相が国の形を「重武装、軍事優先」に変えようとしている中で「民意を問う大事な選挙になる。それを考えて投票してほしい」と語りました。

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